- 2026/10/17
- 2026/10/18
日本の大学と海外大学、どちらも受験してみた!併願経験者4人に聞く、リアルな受験体験
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この記事を書いたライター
留学生ライター
「海外大学に進学してみたい。でも、日本の大学も受験しておいたほうがいいのかな?」
海外大学への進学を考えている高校生の中には、そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
海外大学への進学には、日本の大学受験とは異なる出願準備や英語力、費用、生活環境など、さまざまなハードルがあります。そのため、海外大学だけに出願するのではなく、日本の大学も併願するという選択肢があります。
今回は、実際に日本の大学と海外大学を併願した4人に、なぜ併願したのか、どのように受験を両立したのか、そして最終的にどのような進路を選んだのかを聞きました。
今回インタビューした4人
Ryodaiさん|UBC(カナダ)
日本の大学3校と海外大学約20校を併願し、ICUに進学後、UBCへ進学
カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)の留学体験談:Ryodaiさんが語る、カナダ留学のリアル | RyuPass
Koumeさん|University of Melbourne(オーストラリア)
日本の大学2校と海外大学約25校を併願し、北海道大学に進学後、University of Melbourneへ進学
【豪・メルボルン大学の留学体験談】エンジニアになるため、北大を中退しメルボルン大学へ行くKoumeさんの挑戦! | RyuPass
Yuukaさん|University of Stirling(イギリス)
日本の大学2校と海外大学4校を併願し、ICUに進学後、University of Stirlingへ進学
Miyukiさん|Grinnell College(アメリカ)
日本の大学2校と海外大学3校を併願し、Grinnell Collegeへ進学
【米・グリネル大学の留学体験談】少人数制で国際色豊かなキャンパスライフ | RyuPass
まずは、日本の高校からICUを経てUBCに進学したRyodaiさんにお話を伺いました。
Ryodai さん

- 高校:日本の高校(AP program)
- 現在の大学:UBC(カナダ)
- 日本の大学の受験方式:総合選抜型
- 海外大学への出願:約20校(アメリカ18校、カナダ2校)
- 日本の大学への出願:3校
- 出願した日本の大学:Waseda SILS、ICU College of Liberal Arts、Sophia FLA
なぜ日本の大学も受験したのですか?
海外大学が金銭的に現実的ではなかったので、合格が海外大学より早く出る日本の大学を受験しました。早めにバックアップとして合格を持っておくと安心感が得られてよかったです!
海外大学出願と日本の大学受験を両立するために心がけたことを教えてください。
日本の大学を受験してすぐ海外大学受験の時期になるので、日本の大学受験が出願の練習になりました。なので、海外大学受験の練習っていうイメージをもって小論文などを書くといいと思います。
最終的に海外大学への進学を決めた理由を教えてください。
海外大学に進学するという小学校からの夢を捨てきれなかったからです!
高校卒業後、海外大学入学までの期間について教えてください。
4月から9月までICUに通いました!9月まで、何もしないより大学という環境に少しでも触れておきたかったからです。また、大学に通いながらバイトする難しさを実感しておきたかった。
これから併願を考えている高校生にメッセージをお願いします!
併願自体はだいぶ疲労が溜まることですが、将来的な安心感を獲得する上ではめちゃくちゃ重要だと思います!国内大学だから別に大丈夫とは思わず海外大学応募に向けての準備期間としてしっかり緊張感を持ち、向き合ってほしいです!そして、自分をアピールする場として受験を楽しんで欲しいです!
Koumeさん

- 高校:日本の公立高校(IB program)
- 現在の大学:University of Melbourne(オーストラリア)
- 日本の大学の受験方式:IB入試
- 海外大学への出願:約25校
- 日本の大学への出願:2校
- 出願した日本の大学:北海道大学 総合理系部(国際総合入試)
なぜ日本の大学も受験したのですか?
海外大学の合否や奨学金結果の不確実性に備える「セーフティネット」としての役割に加え、万が一の体調不良や環境の変化が生じた際にも国内の学びを知っておく安心感を得るためです。また、海外大学入学までのギャップ期間を無駄にせず、国内の大学生活を実際に経験して視野を広げたいという目的もあり併願しました。
海外大学出願と日本の大学受験を両立するために心がけたことを教えてください。
早くから行きたい・受けたい大学の出願項目を把握していたこと。また早くからエッセイの準備を始めたことです!
最終的に海外大学への進学を決めた理由を教えてください。
JASSOの奨学金に採択いただいたことを機に、この貴重な機会を最大限に活かし、英語圏の大学で学士号(学位)を取得したいと強く考えたためです。
高校卒業後、海外大学入学までの期間について教えてください。
日本人として一度は国内の大学生活を経験してみたい、という思いから北海道大学に進学を決めました。実際に北大に進んだことで、これまでの自分の環境や経験が決して当たり前ではなかったと気づけました。また、ここでしか出会えなかった素晴らしい仲間や先生方との繋がりができたことで、自分の夢に向かってさらに頑張ろうという強いモチベーションになっています。
これから併願を考えている高校生にメッセージをお願いします!
私自身、資金面の制約があり「奨学金が取れなければ国内大学へ進学する」という条件がありました。これは多くのご家庭でも直面するリアルな課題だと思います。海外大学の学費や生活費、受験費用は決して安くありません。だからこそ、まずは保護者の方としっかり話し合い、「本当にやりたいこと」や「そのために自分ができる準備」を明確にすることが大切です。そうした現実的な整理をした上で、国内との併願にするのか、海外一本に絞るのか、自分に最適な選択肢を見つけてみてください!
Yuukaさん

- 高校:日本の高校
- 現在の大学:University of Stirling(イギリス)
- 日本の大学の受験方式:一般受験
- 海外大学への出願:4校
- 日本の大学への出願:2校
- 出願した日本の大学:ICU 教養学部、早稲田大学 スポーツ科学部、早稲田大学 国際教養学部
なぜ日本の大学も受験したのですか?
日本の大学も体験してみたかったのと、ギャップターム期間を有効活用したかったからです!
海外大学出願と日本の大学受験を両立するために心がけたことを教えてください。
スケジュールの確認です!一般受験の場合、英語の資格や英語の勉強は活かせますが、その他の科目は別で対策する必要があるので、計画的に勉強することが大事です。また、日本の大学の出願料なども必要になるので、海外専願よりお金がかかることは頭に入れておくべきです!
最終的に海外大学への進学を決めた理由を教えてください。
最終的には自分が将来何をしたいかを軸に考えて、スポーツビジネスを専門的に学び、将来イギリスのスポーツ業界で働くための環境として海外大学を選びました。
高校卒業後、海外大学入学までの期間について教えてください。
日本の大学生活を経験することにも興味があり、海外大学へ進学する前に日本の大学で学ぶ経験もしてみたいと思っていました。そのため、合格していたICUに一度入学し、実際に大学生活を送りながら、自分がどのような環境で学びたいのか、将来何をしたいのかを改めて考える時間を持ちました。
これから併願を考えている高校生にメッセージをお願いします!
私自身、日本とイギリスの大学を併願し、実際に日本の大学にも一度入学しました。日本の大学生活を経験したことで、日本で学ぶことの良さも分かりましたし、その上で、やっぱり自分はイギリスでスポーツビジネスを学びたいと納得して決断することができました。
海外大学への進学は、出願や英語、費用、生活環境など、日本の大学とは違う大変さがあります。そのため、「海外大学に行くこと」自体を目的にするのではなく、「なぜ海外で学びたいのか」「そこで何を得たいのか」を考えることが大切だと思います。
また、併願をすると選択肢が増える分、最後に迷うこともあると思います。でも、迷うこと自体は悪いことではありません。実際に大学生活を経験してから進路を考え直すこともできます。私自身、ICUで過ごした時間も決して遠回りではなく、最終的に自分の進みたい方向を確認するために必要な時間でした。なのでみなさんには、「どちらを選んでも、その選択を自分で正解にしていく」という気持ちで併願してほしいなと思います!
Miyukiさん

- 高校:日本の高校
- 現在の大学:Grinnell College (アメリカ)
- 日本の大学の受験方式:AO受験
- 海外大学への出願:3校
- 日本の大学への出願:2校
- 出願した日本の大学:早稲田大学 国際教養学部、上智大学FLA
なぜ日本の大学も受験したのですか?
アメリカの大学は学費が高額で合格しても進学できるか不安だったので、金銭的負担が比較的少ない日本の大学にも選択肢を残しておきたかったからです。また、AO受験ではアメリカの大学受験とほぼ同じ書類で出願できる大学もあったので、そこまで負担が大きくなかったことも理由の一つです。
海外大学出願と日本の大学受験を両立するために心がけたことを教えてください。
日本の大学の受験準備を早めに始めることです!アメリカの大学は早期受験の締切が11月くらいでAO受験と被るので、9月から10月くらいには国内受験の対策を終わらせておくようにしていました。
最終的に海外大学への進学を決めた理由を教えてください。
日本の大学での生活になんとなく想像がついてしまって、予期できないワクワクがある海外大学に進学した方が面白そうだと思ったからです。グリネル大学は少人数制教育で、一クラスに15人前後の授業が多く教授の面倒見もいいので、学業にもしっかり取り組めそうだと思いました。
高校卒業後、海外大学入学までの期間について教えてください。
日本の大学には進学せずに、バイトをいくつかしながらオンラインで無料の海外大学の授業をとっていました。英語で授業を受けて勉強する練習ができたので、すごくおすすめです!また、専攻したかった政治学についても学べたので。ある程度知識がある状態で、大学での授業を迎えられてよかったです!
これから併願を考えている高校生にメッセージをお願いします!
アメリカの大学受験は合格できるか、合格しても十分な奨学金がもらえるか、など、最後まで不安な要素がとても多いと思います。私も全落ちしたらどうしようととても不安な受験生活でしたが、日本の大学に合格しておくことで少し安心できました!AO受験ではアメリカの大学受験とほぼ同じ書類で出願できるところもたくさんあるので、ぜひチャレンジしてみてください!
日本と海外、どちらも受験するという選択肢
日本の大学と海外大学の併願には、出願準備や費用、スケジュール管理など、大変な部分もあります。一方で、今回話を聞いた4人のように、日本の大学を「セーフティネット」として考えたり、海外大学への出願準備の経験として活用したり、実際に日本の大学生活を経験したりすることもできます。
日本の大学と海外大学のどちらに進むか迷っている人は、最初から一つに絞るのではなく、「併願する」という選択肢も含めて、自分に合った進路を考えてみてはいかがでしょうか。
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