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海外大進学・受験のノウハウ
2026/2/11
2026/2/12

日中関係が不安?復旦大学留学生が語る、中国留学のリアル

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Tomo

この記事を書いたライター

Tomo

生まれは日本、父親の仕事の転勤で小学校は上海の日本人学校に通い、その後は日本に学校に通うも大学を中退して今現在中国の復旦大学に通う。 中国留学を通して留学においての情報格差を実感し、みんの留学部での活動を始めた。

最近、日中関係が悪化していると話題になっていて、中国に留学するのは危険かも……と心配に思っている方も多いのではないでしょうか。今回はそんなお悩みを解消するため、2024年から上海の復旦大学に留学中のTomoさんにお話を聞き、リアルな実情を教えてもらいました!

そもそも、なぜ日本の大学を辞めてまで中国留学を選んだの?

Tomoさんは日本の大学に2年間在籍していましたが、中国への留学を決意し大学を中退。中国とのハーフというバックグラウンドを持ち、小学校時代に上海の日本人学校で過ごした経験があり、「自分にしかないかけがえのない経験とアイデンティティを活かしたい」と考えたそうです。

大学2年生になり周りの子が就職に向けて動き出す中で、自分が何をしたいのか見つめ直しました。自分には中国で生活したことがあるというバックグラウンドを活かしたいと考えて、留学を決意しました。Tomo さんTomo さん
もう一つの理由として、大学での生活に満足していなかったこともあげられます。付属高校から進学したこともあり、気づけば大学生、という感じがしていて、大学に行くことに意義を見出せていませんでした。一度環境を変えて最初から全部やり直そうと思って、退学と中国の大学に入り直すことを決意しました。Tomo さんTomo さん

最初は、親御さんからは反対されたものの、強い意思を伝え、中国留学への道を切り開きました。

上海・復旦大学を選んだ理由

中国留学を決めたTomoさんが選んだのは、上海のトップ大学である復旦大学。国際政治を専攻し、他の国からの留学生とも交流できる環境が魅力だったといいます。

留学するなら北京か上海だと思っていました。北京は政治的な都市という印象ですが、上海は国際的な場所。復旦大学は中国の中で最もグローバルな環境だと知られています。学生としても、学びに制限のない自由な校風だなと感じています。Tomo さんTomo さん

国語・数学・英語のペーパーテストとHSK(中国語検定)、そしてこれまでの経歴を提出し、合格を勝ち取りました。ペーパーテストの対策としては中国の家庭教師と特訓し、中国語の問題に答えられるよう準備を重ねたそうです。ちなみに、ファンデーションコースを経由する入学方法もあるそう!

受験対策や大学の校風に関して詳しく知りたい方は、Tomoさんの留学体験記を読んでみてください!

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留学前は日中関係に不安はなかった?

留学を決めた当初、日中関係による不安はなかったのでしょうか?

国際的なことより、日本から大学や受験対策の情報を入手するのが大変だったので、受験そのものへの不安がありました。日本人だから差別されるかもという不安は、小学校で中国に住んでいた経験があったのでありませんでした。現地の知人も、留学生は歓迎されていると言っていましたし。Tomo さんTomo さん

実際の留学生活はどう?若者は政治と文化を切り離している

では、実際に中国で生活してみてどうだったのでしょうか。Tomoさんの答えは意外なものでした。

大学では差別を受けたことは一度もないです。若者の間では、日本について興味がある人が多くて、日本人だから敵視されるというより、ポジティブな興味を抱いている人が多いんです。中国人の学生とアニメや漫画の話になることも本当に多いです。Tomo さんTomo さん

政治的な話題についても、批判というより興味を持って質問されることが多いそう。

普通にプライベートや日常生活ではそういう政治的な質問をされることは多くないです。質問される時も、聞いていいのかって気遣ってくれます。ただ純粋に知りたいっていう好奇心を持ってくれているんだなと感じます。日本研究センターに行くと政治的な話になることもありますが、ただただ日本批判、というよりアカデミックな視点からの会話が多いです。Tomo さんTomo さん

若者は政治と文化を切り離して考えているため、差別的なことを言われることはないとTomoさんは語ります。一方で、Tomoさんは「学生同士での政治的な対話を増やす必要がある」とも感じているそうです。

Tomoさんは大学内と社会では状況が違う可能性も指摘します。

大学の中では教授以外は同世代で、年上の人や大学の外と交流することがあまりないんです。本当の中国社会ではなくて、エリートたちの中にいるから経験していないだけかもしれません。Tomo さんTomo さん

政治を学ぶ上での政府の介入は?

国際政治を専攻するTomoさんに、政府の介入について聞いてみました。

教科書や論文を出版する時に、日本に関連することを出す時は検閲されて通らないこともあります。教授がオフレコな場所で検閲されていないものを出している時もありますね。授業の内容も政府に目を通されていますが、昔からあるセオリーを学ぶ授業ではそこまで影響を受けていないと思います。Tomo さんTomo さん

興味深いのは、Tomoさんの視点の変化です。

授業で学ぶ内容に関しては、中国の視点から見たら、そういう考え方になるのも理解できるって感じなんです。日本の教材も日本の視点から見た歴史ですし、そもそも中立的な教科書ってあるんでしょうか?絶対的に正しい知識というより、両方の視点から学ぶことができるのが魅力だと思います。Tomo さんTomo さん

日本人留学生だからこそのアドバンテージ

差別を受けることより、日本人としてのアドバンテージの方が圧倒的に大きいとTomoさんは感じているそうです。

日本人留学生としての存在が貴重なので、いろんな機会を手に入れることができます。日本研究センターにアプローチしたら、講演会の通訳を任せてもらったり、修士や博士の人たちとご飯を食べて人脈を作ったりできるんです。Tomo さんTomo さん

日本人が希少だからこそ、大学を訪れる日本人とつながる機会も多いのだとか。

自分がいた変化の少ない日本の大学より、刺激のある場所で勉強できるのが魅力です。Tomo さんTomo さん

中国だからこそ感じられる面白さ

日本人としてのアドバンテージに加え、同じアジア人としての共通点や相違点を見つけられるのも中国留学の魅力だそう。

復旦大学の学生は謙虚で控えめで、失礼にならないように配慮する人が多いんです。日本人と同じものを感じます。そんな中で同じアジア人としての違いを見つけると面白い。例えば、身なりに対する価値観が日本とは全く違います。パジャマみたいな服装やサンダルで授業に出る人もいますし、似ているようで違う文化を体験できるのも魅力的です。Tomo さんTomo さん

中国留学を躊躇している人へのメッセージ

最後に、日中関係を気にして躊躇っている人へのメッセージを聞きました。

食事もいいし、学費も他の国に比べると安いです。日本人としてのプレゼンスを利用できれば、普通では得られないような機会をもらえます。留学生として、自主的に行動する力を中国に行ってからも活かせればとても良い経験になると思います!Tomo さんTomo さん

日中関係の報道を見て不安になっている方も多いかもしれませんが、実際の大学生活では、若者同士が互いの文化に興味を持ち、尊重し合う関係が築かれているようです。少しでも興味を持った方はぜひ留学に踏み出してみてはいかがでしょうか?

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