みんなの留学部

留学体験談

University of California, Los Angeles

カリフォルニア大学ロサンジェルス校

【米・UCLAの留学体験談】山形からロサンゼルスへ:“経済を学ぶ”だけじゃない、人生を変える挑戦

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)は、全米でもトップクラスの研究大学として知られ、活気あふれるキャンパスと最先端の教育環境を誇ります。今回は、UCLAで経済学を学ぶKotaさんに、地方から世界に飛び出した理由や、現地でのリアルな生活、そして今後のビジョンについてじっくり伺いました。

2025/7/3
2025/7/4
Kota

Kotaさん

University of California, Los Angeles

専攻: Economics

  • #UCLA
  • #正規生
  • #編入生
  • #アメリカ
  • #経済学
  • #ジム最高
  • #学食全米1位
  • #山形から世界へ

UCLA入学前のKotaさんの経歴について教えてください。

僕は山形県出身で、大学に入るまでの18年間ずっと地元で過ごしてきました。小・中・高と受験を経験し、大学受験のために仙台の予備校に通っていたのですが、寮が高くてシェアハウスに住むことになったんです。そこに偶然、海外留学生やパイロットの方が住んでいて、彼らの話を聞いているうちに「本当に日本の大学でいいのか?」と自問するようになりました。

地方格差や失われた30年といった日本の現状を考えるなかで、経済を変えたいという気持ちがどんどん強くなって。でも、それを日本で学ぶのは少し違うんじゃないかと。経済大国であり、シリコンバレーを擁するアメリカで実際に見て学ぶことが大切だと感じ、アメリカへの進学を決意しました。

なぜUCLAを選ばれたのですか?

もともと父がUC Berkeleyに通っていたこともあって、UCには特別な思いがありました。父は起業家でもあり、自分にない視点をたくさん持っている尊敬する存在です。いつか越えたいという思いもあって、「まずは同じUCに合格すること」が目標になりました。

UCLAは研究機関としても有名で、革新的な学びに積極的な姿勢が魅力でした。新しい概念を積極的に取り入れていく姿勢や、学業の質の高さも進学の決め手でした。

出願プロセスについて教えてください。

僕はコミュニティカレッジ(DVC)からの編入という形でUCLAに入りました。最初はシアトルのOCというコミカレに通っていたのですが、周囲のモチベーションが低く、理想とする環境ではなかったんです。そこで、自分でツイッターを使ってUCLAやBerkeleyの学生に連絡をとって情報収集をし、DVCというカリフォルニアのコミカレを紹介してもらいました。

編入の際には、GPA、PIQ(エッセイ)、課外活動のレジュメを提出しました。特にGPAの比重が高く、UCLAでは7割ほど見られると言われています。編入を意識して、最初から2年分の履修計画をしっかり立てていました。

UCLAの校風について教えてください。

UCLAの学生はとにかく自由で、パーティが大好きな人も多いです(笑)。最初の数週間はイベントだらけで、金曜日にはルームメイトと飲んだり、自然と交流が広がります。キャンパスには芝生の広場があって、勉強したり、のんびりしたり、まさに「アメリカの大学生活」って感じです。映画の撮影もやっていたりするんですよ。

実際に通ってみて良かったと感じる点は?

まずは、学業の質の高さですね。授業で使う「Canvas」というアプリにスライドやメモが全部残るので復習しやすいですし、レクチャーだけでなく少人数のディスカッションもあるので、理解を深めやすいです。教授もその道のプロフェッショナルばかりで、実際に企業で働いている人も多いです。

それから、施設が本当に充実しています。ジムが2つあって、カーディオマシンだけで50台以上!スポーツ施設も豊富で、カヌーができるプライベートビーチまであるんです(笑)。こういうところは、やっぱりUCLAならではだなと感じています。

逆に、もっとこうだったら良かったなと思う点は?

ロサンゼルスなので、やっぱり物価が高いところですね。外食が楽しい分、出費もかさみます。でも、周りにリトルトーキョーやコリアンタウンがあって、いろんな国の文化が楽しめるのは大きな魅力でもあります。

UCLAの授業スタイルについて教えてください。

経済学部では、週に2回のレクチャーと、1回のディスカッションがあります。レクチャーは大講堂で300人ぐらい、ディスカッションは20人程度で、質問もしやすい環境です。グループプロジェクトがある授業もありますし、授業の密度はかなり高いと感じています。

UCLAの施設の雰囲気や、生活環境について教えてください。

キャンパスはとても綺麗で、赤レンガの建物が多く、映画のワンシーンのような雰囲気があります。図書館も12個あって、勉強場所には困りません。全米No.1とも言われる学食もありますし、キャンパス内には吉野家まであるんですよ(笑)。

僕はUCLAの運営するオフキャンパスのアパートに住んでいて、8人で一つのユニットをシェアしています。キッチンやトイレ、シャワーも2つずつあり、快適に過ごせています。キャンパスまでは徒歩10〜15分ですが、スクーターを使えばすぐ着きます。

課外活動や印象に残ったイベントはありますか?

2023年から、障害者雇用のための昆虫ブリーディング事業に関わっています。インターンとして入った会社と一緒に事業を考えたり、クラウドファンディングで370万円を集めたり、ギネス記録にも挑戦中です(笑)。最近はベンチャーキャピタルのインターンにも応募中で、大学の外でも学びを広げています。

印象に残っているイベントは、UCLAのアメフトの試合です。演出がとにかく豪華で、選手の入場やマーチングバンドの演奏など、まるでプロのエンタメを見ているようでした!

日本人コミュニティについて教えてください。

UCLAには日本人も多くて、JSA(Japanese Student Association)もかなり活発です。BBQやハロウィンパーティ、スキートリップ、就活イベントなど、年間を通していろんなイベントが開催されています。企業とのつながりも強く、ボスキャリ前は特に活動が盛んです。学部生だけでなく、院生も多い印象ですね。

最後に、これから留学を志す中高生に向けてメッセージをお願いします!

僕自身、山形から飛び出して、ここまで来るのは本当に勇気がいりました。でも、世界は思っているよりも広くて、自分で動けばチャンスはいくらでもあるんです。SNSで誰かに相談したり、情報を探したり、小さな一歩から始めてみてください。「なんとなくやってみたい」という気持ちがあるなら、それはもう立派な原動力です。頑張ってください!

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