【英・Edge Hill Universityの留学体験談】田舎町で見つけた自分の「好き」とキャリアの原点
イギリス北西部にあるEdge Hill Universityは、教育学やヘルスサイエンスに強みをもつ国立大学で、美しい緑に囲まれた広大なキャンパスが特徴です。都市部から離れたローカルな雰囲気が魅力の一方で、グローバルな学生交流の場としても知られています。今回は、もともと法学部から転向してCSを学んだM.Sさんに、留学のきっかけや現地でのリアルな体験についてお話を伺いました。
- 2025/7/2
- 2025/7/2

M.Sさん
Edge Hill University
専攻: Computer Science
- #交換留学
- #2022年入学
- #理系
- #イギリス
エッジヒル大学に入学する前のご経歴について教えてください。
私は日本の大学に通っていたのですが、交換留学制度を使って1年間イギリスのEdge Hill Universityに留学しました。もともと法学部だったんですが、渡航前から興味のあったCSを専攻しました。出願時はIELTS 6.0とGPA2.5以上が要件で、「なぜこの大学に行きたいのか」をしっかり書く志望理由書も提出しました。
なぜイギリス・Edge Hill Universityを選ばれたのですか?
イギリスは第一希望でした。というのも、以前語学留学をしていた経験があって、知り合いも多かったので安心感があったんです。Sussexとも迷ったんですが、最終的に受かったのがEdge Hillでした。田舎のローカルな大学で、まさに「現地の人と混ざって学ぶ」という感じの環境でしたね。
実際に通ってみて良かった点、逆に大変だった点があれば教えてください。
良かった点は、やっぱり「田舎のローカル大学」ならではの環境です。アジア人や日本人が本当に少なくて、クラスに留学生が自分だけ、なんてこともありました。いろんな国の人がいて、例えばメキシコ人やアメリカ人のクラスメイトと仲良くなったのは面白かったです。あと、ミールプランが付いていて、朝と夕食を作らなくていいのも地味に助かりました(笑)。
ただ、田舎すぎて本当に何もないんですよね…。週末はリバプールかマンチェスターに行くのが定番。あと、差別はなかったですが、授業中の雰囲気は正直ちょっとアウェイで、WIFIの繋がりも悪くてストレスになることもありました。
授業や施設についての印象を教えてください。
CSの授業は、内容そのものよりもグループワーク中心という形式が新鮮でした。日本の大学は個人作業が多いけれど、イギリスでは「一緒にやる」ことが当たり前。レポートやプレゼンもグループで行うことがほとんどで、共同作業の難しさと面白さを学べました。図書館は24時間空いていてとても綺麗で快適でしたが、寮のシャワーはお湯が出なかったり、コインランドリーが壊れがちだったり…施設の当たり外れはありましたね(笑)。
寮や街の生活はどうでしたか?
寮は6人で1ユニット、キッチンやバス・トイレは共用でした。休日は外に出ることが多くて、旅行に行ったりしていました。治安については…まあまあです(笑)。基本的には問題ないけど、油断できない面もありました。
課外活動で印象に残っていることはありますか?
「グローバルカフェ」っていう毎週木曜のイベントがあって、いろんな国の学生が集まるカフェ形式の交流会があったんです。それがすごく楽しくて。あとは、現地の料理教室にも通っていました。中華料理を習ったんですけど、かなり本格的でしたよ(笑)。
卒業後のキャリアについて教えてください。
CSの勉強を通して、周りにいた現地の学生たちが本当にかっこよく見えて、「自分もこうなりたい」って思ったのがきっかけで、IT系企業に就職しました。でも、入ってみたらやっぱり向き不向きがあるんですよね。今はコンサルに進んでいて、周りはとにかく勉強好きな人ばかり。すごく刺激を受けています。
これから留学する人にメッセージがあればお願いします!
英語が話せるようになったからって、それがゴールじゃないんですよね。やっとスタートラインに立てたくらい。ネイティブの人たちは、英語のスキルを前提にさらに専門性を磨いている。だから、語学だけじゃなくて「その先」を考えて行動してほしいです!