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留学体験談

University of Washington

ワシントン大学

【アメリカ・ワシントン大学の留学体験談】ダブルメジャーで広げる世界と、シアトルでの日々

アメリカ・シアトルに位置するUniversity of Washington(ワシントン大学)は、全米でも屈指の規模と研究水準を誇る総合大学です。リベラルな校風と幅広い専攻が特徴で、自由度の高い学びを求める学生たちが世界中から集まります。今回は、心理学と法・社会正義をダブルメジャーで学ぶIrohaさんに、進学のきっかけや現地での生活について詳しく伺いました。

2025/7/21
2025/7/21
Iroha

Irohaさん

University of Washington

専攻: Psychology / Law, Society and Justice (予定)

  • #正規生
  • #2023年入学
  • #文系
  • #アメリカ

ワシントン大学入学前のIrohaさんの経歴について教えてください。

私は生まれも育ちも北海道で、地元の公立高校に通っていました。もともと文理が分かれている日本の大学に少し違和感があり、いろんな分野を自由に学べるアメリカの大学に魅力を感じ始めたのが高校1年生の頃でした。特に、Stanford e-Japanというプログラムに参加したのが転機で、そこで出会った仲間の影響もあり、本格的に海外進学を目指すようになりました。高3の春には東大に入学したんですが、やはりアメリカで学びたいという気持ちが強く、夏に退学してそのまま渡米しました。

Irohaさんはなぜアメリカ・ワシントン大学を進学先として選ばれたのですか?

笹川奨学金の予約型に合格していたことが大きな理由の一つです。対象校の中から、自分が興味のある心理学と法系の分野がしっかり学べる大学を選んだ結果、ワシントン大学に決めました。あとは気候ですね。北海道出身なので、冬の寒さには慣れているとはいえ、やっぱり雪国すぎるのは避けたくて(笑)。シアトルは四季があって寒すぎず、ちょうど良いバランスだと感じました。

ワシントン大学に出願する上での、具体的なプロセスについて教えてください。

出願はCommon Appを使って行いました。SAT、エッセイ、課外活動、高校の成績などを提出しました。公立高校だったので、成績表の翻訳や推薦状の取得には少し苦労しましたが、英会話スクールのアメリカ人の先生や高校のALTの先生にもサポートしてもらって、なんとか乗り越えました。日本の受験勉強と並行して準備したので、とにかく「大変」より「忙しい」毎日でしたね(笑)。

ワシントン大学の校風について教えてください。

学生の雰囲気は本当にバラバラで、勉強を真面目に頑張ってる人もいれば、週末は思いっきり遊んでる人もいます。私の住んでいるエリアは夜になるとパーティーが盛んな場所なので、毎晩洋楽が聞こえてくることも(笑)。でも全体的には、リベラルで自由な雰囲気が漂っていて、自分らしくいられる環境だと感じています。

実際にワシントン大学に行ってみて良かった点を教えてください。

一番驚いたのは、規模が大きいのに学生へのサポートがとても手厚いところです。アカデミックアドバイザーや留学生専用のカウンセラーがいて、履修やビザの相談まで丁寧に対応してくれます。授業の選択肢も多くて、心理学と法学をダブルメジャーしながら、フランス語も履修しています。自由に学びを組み合わせられる環境は本当に魅力的です。

逆に、悪かった点、もっとこうだったらよかったと思う点はありますか?

サークル活動が少し物足りないと感じることがあります。スポーツ系はガチ勢が多いし、趣味系の団体もそこまで幅が広くない印象です。あと、都市型のキャンパスなので人との距離がやや遠く、自分から積極的に動かないと友達作りが難しいかもしれません。

授業のスタイルについて教えてください。

授業の規模は本当に様々で、200〜300人の大講義から20人程度の小規模クラスまであります。大規模授業にはQuiz Sectionという少人数の補講セッションが付いていて、TA(ティーチングアシスタント)との距離が近いのが特徴です。エッセイのフィードバックも丁寧で、勉強へのサポートはとても充実しています。

キャンパスや施設の雰囲気はいかがですか?

レンガ造りの歴史ある建物が多くて、春には桜が一斉に咲き、とても綺麗です。敷地も広く、立派なジムやスターバックスが入ったカフェなど、施設はどれも新しくて快適です。シアトル中心地からは少し離れていますが、学生証で公共交通機関が無料になるのでアクセスも良好です。

学校外での生活環境はいかがですか?

私は現在は寮に住んでいますが、1年生以外は近くのアパートでのシェアハウスが一般的です。ただ、シアトルは物価が高く、治安もあまり良くない地域もあります。夜は1人で出歩かないようにしていますし、大麻の匂いも日常的にします(合法なので仕方ないのですが)。でも、生活圏はキャンパス周辺で完結しているので、基本的には困っていません。

大学の日本人コミュニティについて教えてください。

正規生は1学年に数十人ほどで、交換留学生の方が多い印象です。UWJSA(日本人学生会)があり、イベントも頻繁に開催されていて、日本にルーツのあるアメリカ人の参加も多いです。日本人コミュニティとしての存在感はしっかりあります。

最後に、これから留学を志す中高生の方々にメッセージ・アドバイスをお願いします!

あまり気負いすぎずに、まずは行ってみることが大切だと思います。合わなければ大学を変えるという選択肢もあるし、どうにかならなければその時にまた考えれば大丈夫。情報が少ない中で不安になることも多いと思いますが、「やってみないとわからない!」という気持ちで、ぜひ挑戦してみてください!

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