【オランダ・フローニンゲン大学の留学体験談】都市計画を学ぶならここ!ローカルでディープな学生生活
フローニンゲン大学(University of Groningen)は、オランダ北部に位置する歴史ある名門大学で、都市計画分野において高い評価を受けています。今回は、アメリカ・日本・シンガポールでの生活を経て、現在この大学でSpatial Planning and Designを学んでいるArisaさんに、進学の理由や現地での生活についてお話を伺いました。オランダでのリアルな留学生活が気になる方、必見です!
- 2025/10/20
- 2025/10/20

Arisaさん
University of Groningen
専攻: Spatial Planning and Design
- #正規生
- #2022年入学
- #文系
- #オランダ
入学前のArisaさんの経歴について教えてください。
私は日本で生まれ、1〜5歳はアメリカで、その後は日本で過ごしました。中学から都内の学校に通っていたんですが、15歳の時にシンガポールに引っ越して、そこからインター校でIBを学びました。英語力は最初かなり苦労したんですが、発音だけは幼少期のおかげで大丈夫でした(笑)。IB卒業後、オランダに進学しました。
なぜオランダ・フローニンゲン大学を選んだのですか?
高校1年生の時に環境問題に興味を持ったのがきっかけで、都市計画という学問に出会いました。理系・文系の要素を両方含んでいて、自分の関心とぴったりだったんです。オランダは都市計画の先進国として知られていて、「世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った」と言われるくらい、人工的に土地を創り上げてきた背景があります。
学費面でもオランダはイギリスより断然安く、政府の奨学金も入学後に申請して得ることができました。イギリスの大学も検討していましたが、オランダの方が自分にとって現実的かつ魅力的でした。
出願プロセスについて教えてください。
基本的には各大学のポータルから直接出願しました。IBの成績や課外活動の履歴書、Personal Statementを提出した程度で、特別なエッセイや試験、インタビューはありませんでした。プロセス自体はシンプルだったと思います。
フローニンゲン大学の校風について教えてください。
学生の25%が大学生というほど、フローニンゲンは学生の街です。現地のオランダ人が多く、私の学部では7割ほどが現地生です。アジア系は本当に少なくて、学部に数人いるかどうか。平日も休日も図書館が混んでいて、みんなかなり勤勉ですね。でも、遊ぶときは全力!まさに「Work hard, play hard」な文化です。
実際に行ってみて良かった点は?
街全体がコンパクトで、どこへ行くにも自転車一つで済むのが便利です。街と大学が融合していて、歩いていると「えっ、ここ大学の建物だったの?」なんてこともあります(笑)。治安もとても良く、女性1人で夜歩いても怖い思いをしたことは一度もありません。ローカルでディープなオランダ生活が体験できるのも魅力です。
逆に、少し大変だと感じた点はありますか?
正直、一番大変だったのは住まい探しです。フローニンゲンは住宅不足が深刻で、寮がなく、留学生でも自分で部屋を探さなければなりません。私も含め、多くの学生が最初の数週間は仮住まいを転々としています。合格しても家が見つからず進学を断念する人もいるくらいです。オランダに進学を考えている人は、早めのハウジング対策が本当に大事です!
授業のスタイルについて教えてください。
私のコースでは、週に3〜4回のレクチャーに加えて、スタジオ形式の授業もあります。朝9時から夕方5時までグループワークやフィールドワーク、マスタープランの作成などを行います。実践的な学びが多く、教授との距離も近いです。理論を学ぶだけでなく、実際に手を動かして都市をデザインする過程が楽しいです!
学外での生活や街の雰囲気はいかがですか?
学生が多い街なので、カフェやレストランも充実しています。天気がいい日は公園でピクニックをしたり、友達とカフェでまったりしたり。バーや映画館もあり、必要な娯楽は揃っています。街自体も緑が多くて、リラックスできる雰囲気です。
印象に残っているイベントなどはありますか?
オランダではテクノミュージックが人気で、公園での屋外フェスがよく開催されています。フローニンゲンの公園でも、地元の人たちがテクノで盛り上がるイベントがありました。オランダ語の歌詞はわからなくても(笑)、みんなで楽しむ空気はとても印象的でした。
これから留学を目指す人へのメッセージをお願いします!
実際に飛び出してみてこそ得られる経験って、本当にたくさんあります。オランダでの生活は、私が想像していた以上に濃くて面白いものでした。このインタビューが、誰かの一歩を後押しするきっかけになれば嬉しいです!


