【アメリカ・ミシガン大学の留学体験談】最先端のCSを学ぶ日々と、11万人が熱狂するフットボール文化
アメリカ中西部に位置する名門州立大学、University of Michigan(ミシガン大学)。トップレベルの教育と研究環境を誇り、学生数も全米トップクラスの“マンモス校”として知られています。今回は、日本から海外ボーディングスクールを経てミシガン大学に進学し、Computer Scienceを専攻しているAkiraさんにお話を伺いました!
- 2025/8/21
- 2025/8/21

Akiraさん
University of Michigan
専攻: Computer Science(Literature Science and the Arts学部)
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入学前の経歴について教えてください。
小学校6年までは日本の公立校に通っていて、英語はまったく話せませんでした。でも中学生から「本格的に英語を学びたい」と思い、マレーシアのボーディングスクールに進学。その後はアメリカ・ミシガン州のCranbrookという名門ボーディングスクールに転校し、14歳〜18歳を過ごしました。
高校ではAPとSATを中心に受験準備をして、Common Appを通じてミシガン大学に出願しました。エッセイでは、日本社会における男女格差や、リーダーシップに関する自身の気づきをテーマにしました。
なぜミシガン大学を選んだのですか?
最初からアメリカの大学進学は決めていて、CS(Computer Science)とData Scienceに力を入れている大学を中心に選びました。StanfordやCornellとも迷いましたが、総合力の高さやビジネス学部との連携が強いという点がミシガンの決め手でした。
実際にキャンパスにも訪れていて、広大な敷地と最先端の施設に圧倒されました。College Townランキング全米1位のアナーバーの街も、留学先として非常に魅力的でした!
実際に通ってみて、良かった点はどこですか?
ひとつは、研究の選択肢がとても広いこと。自分の興味に合った分野に、1年生から深く取り組める環境が整っています。教授やTAの数も多く、サポート体制もばっちりです。メンタルヘルスの相談窓口も整っていて、大規模大学ならではの「リソースの豊富さ」は本当にありがたいです。
また、課外活動の選択肢が無限にあることも魅力のひとつ。僕はInvestment Clubに所属していて、ゴールドマンサックスやMetaなど、実際の企業との接点も豊富。週末はHackathonに参加したり、クラブ活動も全力で楽しんでいます。
大変だったことや、想像と違ったことはありますか?
まず**CS学部への進級の競争率がめちゃくちゃ高い!**学内選抜では倍率が10%以下の年もありました。周りが本当にレベルが高くて、自信を失いかけることもありましたが、その分刺激的です。
あと、気候はかなり過酷です(笑)。冬はマイナス27度にもなって、外に出るのが一苦労。雪遊びは楽しいけれど、寒さが苦手な人は覚悟した方がいいかも。
ミシガン大学ならではのイベントってありますか?
やっぱりフットボールの試合です!シーズンチケットを買って、毎週末はスタジアムに通っています。11万人が入る巨大スタジアム(世界2位の規模)で、全米1位にもなった強豪チームを応援するのは圧巻。学生、アルムナイ、街の人たちが一体となって盛り上がるあの雰囲気は、ミシガンならではですね。
授業・スケジュール・休日の過ごし方について教えてください。
平日はだいたい10時頃から2〜3コマ授業があります。その後は図書館で自習したり、クラブ活動に参加したり。自習時間は毎日4〜5時間くらい確保しています。
休日は、秋学期はフットボール観戦に全力(笑)。それ以外は街のカフェで課題をしたり、友達とゲームをしたり、意外とのんびり過ごしています。
寮生活や街の暮らしについても教えてください。
1年目は大学寮、2年目以降は抽選や友達とのルームシェアでアパートに移ります。キャンパス自体がひとつの街のようになっていて、生活は基本的に大学内で完結できます。近くに住宅街もあるので、住む場所の選択肢も豊富です。
治安はとても良くて、深夜でも女性が一人で歩いているくらい安全です。デトロイトのようなイメージを持たれる方もいますが、アナーバーはまったく別物ですよ!
日本人コミュニティはありますか?
学部の日本人は学年に4人ほどで少数派です。日系アメリカ人や、日本語が話せる留学生はそれなりにいて、必要に応じて日本語で話せる場面もあります。交換留学の日本人はちらほら見かけますが、全体的に日本語環境に甘えることなく過ごせると思います。
卒業後の進路は?
将来的には金融業界を志望しています。JSA(日本人学生会)を通して、日本企業からアプローチを受けたり、キャリアフェアで多くの企業と出会える機会があるのもミシガンの強みです。
最後に、これから留学を目指す中高生へメッセージを!
英語力や情報の壁で「自分には無理かも…」と思うかもしれません。でも、興味があるならまずは動いてみてください。海外大への道は情報戦でもあるので、先輩を見つけて話を聞く、環境に触れてみることが第一歩。ミシガンは「何者でもない自分」でも、挑戦できるフィールドが広がっている場所です!