【フランス・Sciences Poの留学体験談】世界をリードする社会科学の学びと、城で開かれる新歓パーティー⁉︎
Sciences Po(パリ政治学院)は、フランスを代表する社会科学系の名門大学で、政治・経済・社会のあらゆる領域を横断的に学べる環境として世界的に高い評価を受けています。今回は、慶應大学とのダブルディグリープログラムでSciences Poに留学中のTeppeiさんに、現地でのリアルな授業、キャンパスライフ、フランスならではの学生文化についてたっぷり伺いました!
- 2025/10/25
- 2025/10/25

Tappeiさん
Sciences Po
専攻: BA Economy & Society
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なぜSciences Poを選んだのですか?
まず大きかったのは、Sciences Poが政治学部門で世界第2位という実績です。ただ政治学だけでなく、社会学や経済学、法学など社会科学全体を広く学べるカリキュラムに魅力を感じました。また、慶應とのダブルディグリープログラムにも惹かれていて、2つの大学で2年間ずつ過ごせるのも面白そうだなと。
他にもいくつか候補はありましたが、社会全体を俯瞰する視点が身につく環境に惹かれて、最終的にSciences Poに決めました。
実際に通ってみて、良かった点・大変だった点は?
一番良かったのは学生のレベルの高さ。フランス国内の文系トップ層が集まっていて、周りから常に刺激を受けます。海外の有名大学と提携したダブルディグリー制度もあって、UC BerkeleyやColumbiaからの学生もいて多様性も抜群です。
生活面では少人数制のキャンパスがありがたかったです。マンモス校ではない分、友達も作りやすくて、授業も教授との距離が近い。一方で、授業のバリエーションが少ないことと、教授の質にばらつきがある点は正直ネックに感じることもありました。特に地方キャンパスだと、開講科目が限られてしまうので、取れる授業が限られるんですよね。
授業の特徴や学校の雰囲気について教えてください。
1コマの授業が3〜4時間と非常に長いのが特徴です(笑)。その分ディスカッションも多く、内容の濃い時間を過ごせます。例えば、EU法やシルクロードに関する授業、スタートアップを社会学的に分析するビジネス系の授業など、多彩なアプローチで学べるのが魅力です。
キャンパスは全国に7つあり、それぞれが独自の文化を持っているのも面白いところです。**スポーツ対抗戦「WEIS」**や、新入生歓迎イベント「WEI(お城を貸し切って開催!)」など、フランスらしい華やかなイベント文化もSciences Poの特徴です。
平日のスケジュールを教えてください。
授業は週4〜5日、10:25〜17:30が授業時間帯で、1コマ3時間が普通。授業後はそのまま図書館に残って勉強する人が多く、僕もよく21時くらいまで課題に取り組んでいました。フランスの大学は課題が多めなので、放課後の自習時間はかなり大事です。
学業以外の活動についても教えてください。
課外活動もかなり盛んで、僕は空手部やラグビー部に所属していました。東アジアクラブのPresidentも務めていて、日本文化を紹介するイベントの企画などもしていました。
また、Sciences Poの必修プログラムとして、1年間のインターンシップが義務付けられていて、僕はUNICEFで非営利団体の仕事を体験する機会を得ました。MUN(模擬国連)やJESSUP(国際ディベート大会)など、アカデミック系の課外活動も非常に盛んです。
住まいや街の暮らしについて教えてください。
1年目はCRUSEの寮に住んでいて、月300ユーロとかなりリーズナブル。キッチンやトイレ付きのワンルームで、快適でした。2年目からは友達とシェアハウスをしています。
僕がいたル・アーヴルは世界遺産にも登録されている港町で、こぢんまりしていて安全で落ち着いた環境です。休日には美術館巡りや隣町への小旅行、持ち寄りディナーやハウスパーティーなど、友人と過ごす時間もたっぷりありました!
最後に、これから留学を目指す人へのメッセージを!
Sciences Poは、社会科学を深く、そして広く学びたい人にとって最高の環境だと思います。勉強だけでなく、課外活動やイベントを通じて、視野も人脈もグローバルに広がるはずです。フランス語ができなくても英語だけで授業を受けられるので、「興味はあるけどフランス語が不安…」という人も、ぜひ挑戦してみてください!


