【UC San Diego留学体験談】日本の中高一貫校からUCSDへ!高2から始めたアメリカ大学進学と認知科学の学び
アメリカ・カリフォルニア州にある名門大学、University of California, San Diego(UC San Diego/UCSD)。海に近いキャンパスや充実した研究環境を持ち、世界で初めて学部としてCognitive Science(認知科学)を設置した大学としても知られています。今回は、UC San DiegoでCognitive Scienceを専攻するたくさんに、海外大学進学と現地での学生生活についてインタビューを行いました。日本の大学附属中高一貫校に通い、海外での長期滞在経験がなかったTakuさんがアメリカの大学進学を決意したのは、高校2年生の10月。そこからTOEFLの勉強や推薦状などの出願準備を並行して進め、UCSDへの進学を実現しました。記事では、UC San Diegoを選んだ理由やCognitive Scienceを専攻することになったきっかけ、出願スケジュール、授業・寮・課外活動などのリアルな海外大学生活を紹介します。
- 2026/10/8
- 2026/10/14

たくさん
University of California, San Diego
専攻: Cognitive Science
- #正規留学
- #アメリカ
- #UCSD
- #理系
経歴と留学のきっかけ
どんな高校に通っていましたか?
国内の大学附属の中高一貫校に通っていました。また附属の大学に進学する生徒がほとんどで、海外大学に進学する生徒は学年に1-2人いる程度でした。
高校卒業後、直接海外大学へ進学されたのですか?
はい。直接海外大へ進学しました。
大学進学までに海外経験はありますか?
ないです。海外へは旅行で行くくらいで、長期の海外経験はありませんでした。
どのような経緯でUCSDに進学されたのですか?
初めは、附属の大学が提供している学部に限定して進路を検討していました。しかし、説明会を経て、学びたいと思える分野がないことに気づき、アメリカの大学を進路の選択肢として考え始めました。
実際に調べてみると、アメリカの大学は日本の大学と比べて専攻の選択肢が非常に幅広く、自分の興味に合わせて学びを選択できることに驚きました。その中でも世界で初めて認知科学の学部が設置されたこと、そしてカリフォルニアという環境に魅力を感じ、UCSDを選びました。
いつ、またどのような経緯でCognitive Science(認知科学)専攻に決めたのですか?
大学入学前から決めていました。
きっかけは、中学時代に始めた野球の経験です。誰よりも練習量をこなしている自負があったものの、それがなかなか技術の習得や上達に繋がらず、もどかしさを感じていました。のちに部活動を振り返る中で、「技能習得に適したGolden age(神経系の発達が著しい時期)を逃してしまっていたこと」に気づき、スポーツにおける技能習得メカニズムに関心を持つようになりました。
その後、アメリカの大学受験を決めた際にも、遅めのスタートだったことから「限られた時間でいかに効率よく学ぶか」を徹底的に調べるようになり、そこでCognitive Scienceという学問に興味を持つようになりました。
そのため、大学ではCognitive Scienceを専攻し、Educationを副専攻にしています。
出願プロセスについて
たくさんの出願スケジュールを教えてください。
高2の10月に、アメリカの大学の受験を決意しました。
部活動をしつつ、TOEFLの勉強に励み、高3の7月末に部活を引退しました。Common app用のエッセイを書いたり、推薦書の依頼などを9月に行い、11月末にUCへ出願しました。UCに加え、SAT Optionalであった私立を5校ほど受験しました。結果が全て出たのは3-4月頃ですかね。
SAT (Scholastic Assessment Test):アメリカの高校生が大学に進学する際に受験する共通テスト。
SAT Optional:テストスコア提出任意のポリシー。出願者は、出願の一部としてSAT(やACTのスコア)を提出する必要がないことを意味する。
かなりツメツメのスケジュールですね。海外大に受験する生徒さんがほとんどおられない学校出身と伺いましたが、出願の書類準備等、学校との連携は上手くいったのでしょうか?
そうですね。上手くいったと思います。
中高一貫校だったので、先生方との関係もすでに築けており、推薦書についても、依頼から発行までスムーズに対応していただきました。
奨学金には申請されましたか?
はい!奨学金は夏頃締切のものだけでなく、出願が終わった年明けごろにも出せる奨学金に応募していました。結果的に私が受給している奨学金は6月に合格が決まりました。
奨学金の申請エッセイを書く際、どのようなことを意識していましたか?
自分の夢が社会にどのような影響を与えるのかを意識して書きました。
まず、その夢を抱くようになったきっかけを説明し、次に夢の実現に向けてすでに自分が取り組んでいること、そして大学で何を学び、どのように行動していきたいのかを書きました。自分の原体験から、社会をよりよくするための夢が生まれ、その実現に向けてすでに行動を起こしていることを、一貫性を持って伝えるように意識しました。
奨学金の財団ごとに求めている人材は違うので、丁寧に募集要項を読みそれに合わせるように少し自分の夢などを変えるということをしていました。
準備を始めるのが遅くても、奨学金を勝ち取ることはできるでしょうか?
自分の強い思いがあれば可能だと思います。
海外大学への出願では今まで自分が取り組んできたことをエッセイに書くので、何かに全力で取り組んできた経験が大切だと思います。だからこそ、目指し始めるのが遅いからといって、諦めないでほしいです。
一方で、TOEFLやSATのスコアメイクには苦労しました。
TOEFLについては、まず単語の勉強から始め、その後は実践的な問題を何度も解いて復習を繰り返し、スコアアップを目指しました。
SATについては、準備に十分な時間をかけられなかったため、SATのスコア提出が任意となっている大学を中心に出願するという戦略を立てました。
UCSDについて
大学の授業や課題のスタイルを教えてください!
1学期にだいたい4科目ほど履修します。
1科目につき、週3で数百人規模のレクチャー、週1で少人数(30人前後)のクラスがあります。
少人数のクラスでは、Discussionをしながらworksheetを埋めたりしています。また、TA(Teaching Assistant)との距離が近いため、いつでも質問することができます。
今学期はどんなクラスを取っていますか?
今学期は神経科学、科学、Writingのクラスを取っています。
認知のメカニズム、例えば「人間はどうやって目から情報を入れるのか」といったことを学んでいます。授業では最先端の研究についても知ることができるので、とても興味深いです。
在校生から見た、大学の校風について教えてください。
難しい質問ですね。
UC Socially Deadと言われるくらいなので、割と真面目な生徒が多いと思います。意外だとよく言われます。
大学の施設について教えてください。
州立大学なので、キャンパス内は講義棟からスポーツ施設、寮、研究所など、数え切れないほど沢山の施設があります。
授業はそれぞれ異なる建物で開講されているため、移動には電子スクーターを使うこともあります。一番時間のかかった移動だと、徒歩で13分くらいですかね笑。
大学の有名なイベントやクラブがあれば教えて下さい。
UCSDで一番大きなイベントの一つに、Sun God Festivalという音楽フェスがあります。チケットは発売されるとすぐに売り切れてしまうほど人気で、今年はなんと2秒で完売しました。僕もチケットを取ろうとしたのですが、残念ながら逃してしまいました。
残念。。来年はチケット取れると良いですね!


大学の寮事情について詳しく教えてください。
2年生までは、大学内の寮に住めることが確約されています。
1年生のときは、13人で1つのスイートに住んでいました。トイレやシャワー、キッチンなどは共用で、それぞれに個室があるというスタイルです。フロア全体では、50人ほどが住んでいたと思います。
2年生からは自分で住む寮を選ぶことができますが、オンラインでの争奪戦になります。学生ごとに寮を選べる時間が異なっており、人気のある寮から埋まっていきます。
もともとは友達4人でアパートに住む予定だったのですが、僕に割り当てられた時間がかなり遅かったため、アパートには住むことができませんでした。今年も結局、10人で1つのスイートに住んでいます泣
僕は3年になったら、寮を出てキャンパス外に住む予定です。もちろん、寮に住み続けることもできますが、3年生以降は抽選になります。
何か課外活動に参加していますか?
はい!大学のCognitive Science Student Associationに所属し、Board Memberとして活動しています。
Resumeの書き方など、仕事やキャリアに関する内容を扱うだけでなく、アイススケートのイベントを開催するなど、Cognitive Scienceを学ぶ学生同士の親睦を深めるためのイベントの企画・運営も行っています。
そのクラブには、Cognitive Science専攻の生徒さんしか入れないのですか?
いいえ。おそらく、専攻に関係なく活動に参加できると思います。
実際、僕の友達もBiology(生物)専攻ですが、参加しています!
他にも何か参加したことのある活動があれば教えてください!
また、アルツハイマー病に関連するボランティア活動にも参加したことがあります。
月に1回、老人ホームに出向き、高齢者の方々と脳トレーニングなどのアクティビティを行っています。
認知機能の維持や低下予防を目的とした活動で、日本人の教授が考案したプログラムだと聞きました!
実際、通ってみて感じた大学の良いところを教えてください。
・馴染みやすさ
僕自身、留学したことがなかったため、最初は大学のコミュニティに馴染めるか、とても不安だったのですが、大学にはアジア系の学生が比較的多いので、同じようなバックグラウンドを持つ学生とも出会いやすく、コミュニティに馴染みやすい環境だと思います。
・交通機関が無料
サンディエゴ市内を周回しているバスがあるため、車がなくても気軽にキャンパスの外に遊びに行けます。
・食べ物
近くにアジア系のスーパーマーケットがあるため、日本食の食材も簡単に入手できます!
初めての留学の人にはかなりおすすめです!
大学生活の中で、想像と違ったこと・大変なことは何ですか?
・レクチャーの規模が思っていたより大きい
留学前は、アメリカの大学 = 少人数でDiscussionが多いというイメージを持っていました。しかし、UCSDのような学生数の多い大学では、大人数のレクチャー形式の授業が多く、思っていたほどDiscussionの機会はありませんでした。
・アジア人が想像以上に多い
カリフォルニアはもともとアジア系の人口が多いこともあり、大学でもアジア系の学生が多かったです。(馴染みやすいが、刺激が足りないことも)
・情報収集の大変さ
州立大学で規模が大きいため、色々なリソースがあるものの、その情報を集めるのが大変です。
入学前にやっておけば良かったことがあれば教えてください。
日本のことをもっと知っておけばよかったと感じています。特にアニメは見ておくべきでした。
自分が日本人だと伝えると、現地の友達がアニメの話をしてくれることがあります。ですが、僕は名前を聞いたことがある程度で、そこから話を広げられないことも多かったです。
日本のアニメや文化についてもう少し知っていたら、それをきっかけに会話を広げ、もっと友達を増やせたのではないかと思います。
休日や友達と遊びに行く時は何をしますか?
よく海を見に行きます。寮から見えるほどの距離に海があるのですが、本当に綺麗で良い気分転換になります。

最後に、これから留学を志す中高生の皆さんにメッセージ、アドバイスをお願いします!
私は高校2年生の10月という、決して早いとは言えない時期に「アメリカの大学に行きたい」と思い立ち、そこから夢中で走ってきました。最初は不安ばかりでしたが、本気で行動を起こせば道は必ず開けます。
目指すきっかけはいつ訪れてもいいですし、スタートが遅くても全く問題ありません。「行ってみたい」という強い気持ちこそが、一番の原動力になります。
これから挑戦するみなさんも不安なことがたくさんあると思いますが、諦めずに進んだ先には素晴らしい世界が待っています。皆さんの挑戦を心から応援しています!
みんなの留学部では、皆様の留学の夢を応援すべく、情報発信メディアとサポートサービスを提供しています!
留学部のメディアを活用して情報を集めよう
留学を成功させるためには、まず正しい情報を集めることが重要です。みんなの留学部では、留学を目指す方々のために、大学選びから進学プロセスまで役立つコンテンツを数多く発信しています。
1. 大学図鑑
世界300以上の大学情報が集約された図鑑形式のコンテンツを提供。学費や学部、ランキング、キャンパスの雰囲気など、大学選びに役立つデータが満載です!
2. 体験談インタビュー
100人以上の海外大生にインタビューし、リアルなエピソードを公開中。入学準備の苦労や現地での学び、生活の楽しさや課題など、生の声があなたの不安を解消します!
現役海外大生に直接相談できる「留学部Campus」始めました!

また、みんなの留学部の『留学部Campus』では、現役の海外大生に直接相談できる無料オンライン相談室をスタートしました。アメリカ、イギリス、カナダなどの世界各国の大学に通う先輩大学生に、進路選びや奨学金、現地での生活などについて気軽に相談することができます。
「海外大に興味はあるけど、何から始めればいいか分からない」という方も大丈夫。実際に海外で学ぶ先輩たちが、等身大の目線であなたの悩みに寄り添います。同じ目標を持つ仲間とつながれるのも、『留学部室』の魅力です。
少しでも興味がある方は、ぜひこちらのページからチェックしてみてください!


