【米・バージニア大学の留学体験談】“リアルなアメリカ”を体感しながら挑む経済学の世界
アメリカ南部の名門州立大学、バージニア大学(University of Virginia)。歴史ある美しいキャンパスと、全米屈指のアカデミックレベルを兼ね備える“パブリック・アイビー”として知られています。今回は、経済学を専攻しながらReal-estateと東アジア研究を副専攻するGoさんに、大学選びの経緯から現地でのリアルな学生生活、そして未来へのビジョンまでを語っていただきました。
- 2025/7/21
- 2025/7/21

Goさん
University of Verginia
専攻: Economics, Real-estate & Eastern Asian Studies
- #正規生
- #2021年入学
- #文系
- #アメリカ
バージニア大学入学前のGoさんの経歴について教えてください。
僕は生まれも育ちも東京の“純ジャパ”なんですが、3歳の頃からインターナショナルスクールに通っていたので、英語環境にはずっと慣れていました。中学からはAmerican School in Japanに通い、APを12科目取って、合計で37単位を大学に持ち込めたので、大学入学時点ですでにいろいろチャレンジできる余裕がありました。
テストはあまり得意じゃなくて、SATは1400台で学校でも中の下くらい(笑)。だからこそ、授業や課外活動でしっかり評価してもらえるアメリカの大学に進学したいと思っていました。
Goさんはなぜアメリカ・バージニア大学を進学先として選ばれたのですか?
実は、最初はバージニア大学をそこまで意識していたわけではなかったんです。親から「アメリカのトップ30に入る大学じゃないと行かせない」と言われていて、その条件に当てはまる大学を片っ端から受けた感じでした(笑)。
そんな中でUVAを選んだのは、自分の高校から誰も進学していなかったことと、日本ではあまり知られていないけどアメリカでは非常に評価の高い大学という“違い”に惹かれたからです。実際、MITやUC Berkeleyを蹴って入学している人もいて、優秀な学生が本当に多いです。経済学という自分の興味にも合っていたので、結果的にすごく満足しています。
出願のプロセスについて教えてください。
Common Appを通じて出願しました。エッセイ、SAT、APスコア、TOEFL、推薦状など基本的な書類を揃えて、文系志望向けのUVA独自のエッセイも書きました。アメリカの大学は課外活動もかなり重視されるので、その部分に力を入れて準備しました。
ちなみに、UVAのCommerce School(ビジネススクール)は、1年目を終えてから再出願する仕組みになっていて、最初はPre-Commerceとして入学します。僕もそれを見越して経済学を選びました。
バージニア大学の校風や学生の雰囲気について教えてください。
UVAは“Work Hard, Play Hard”の典型みたいな大学です。勉強もハードですが、週末のパーティー文化も盛んで、みんなメリハリをつけて過ごしています。学生の約7割がバージニア州出身で、愛校心も強いです。
一方で、ダイバーシティという点では少し物足りなさもあって、白人中心のGreek Life(サークル活動のようなもの)が目立ちます。アジア系の学生団体もあるものの、最初はカルチャーショックを受けるかもしれません。僕自身も、日本人コミュニティがなかったので、自分で日本人学生会を立ち上げました。
実際にUVAに行ってよかったと感じたことは何ですか?
一番は、自分が「試されている」と感じられる環境に身を置けたことです。授業のレベルが高くて、Grade Deflationもあるので、95点以上取らないとAがもらえないクラスもあります(笑)。その分、学びも濃くて、着実に自分が“成長している”実感があります。
また、ファイナンス系のリクルーティングも活発で、BlackstoneのCEOが来たり、キャリアイベントも頻繁に開催されています。キャンパスも広大で、施設も充実していますし、本当にリアルなアメリカを肌で感じられる環境です。
留学を目指す中高生へのメッセージをお願いします!
「Forget Everything you know and Jump in」──これに尽きます。日本とアメリカは全然違う文化ですし、覚悟を決めて飛び込むしかない。UVAは“リアルなアメリカ”を体験できる場所です。楽しいことだけじゃなく、大変なことも含めて全部が学びになる。チャレンジしたい人には、最高の環境だと思います!