【マレーシア・Asia Pacific University of Technology & Innovationの留学体験談】多文化の環境で国際関係学を学ぶ日々
アジアの中でも注目が高まるマレーシアに位置するAsia Pacific University of Technology & Innovation(APU)は、世界各国から学生が集まる国際色豊かな大学です。そんなAPUで国際関係学を学ぶChihiroさんに、マレーシアを進学先に選んだ理由や、現地での学生生活、異文化の中で得た学びについて伺いました。日本から直接大学に進学した彼女のリアルな留学体験をお届けします。
- 2025/8/14
- 2025/8/14

Chihiroさん
Asia Pacific University of Technology & Innovation
専攻: International Relations
- #正規生
- #2021年入学
- #文系
- #Mlaysia
Asia Pacific University of Technology & Innovation入学前のChihiroさんの経歴について教えてください。
日本の中高一貫校に通い、留学経験は高校時代に行ったトビタテの二週間のプログラムのみでした。留学はしたかったのですが学費の面でイギリスやアメリカは難しいと感じていました。そんな折、マレーシアの大学に行った方と知り合い、選択肢として考えるようになりました。学費も安い上にニッチで珍しい進路で面白いと思ったので高校卒業後直接入学することにしました。
ChihiroさんはなぜMalaysia・Asia Pacific University of Technology & Innovationを進学先として選ばれたのですか?
元々文系で法学部に興味がありました。その中でも幅広く海外の事についても学べる国際関係学を勉強したかったのでその分野で有名な大学で探していたところ、モナシュ、ノッティンガム大学、現在の通っているAsia pacific unviersity の三つがマレーシアの中で有名であるということが分かりました。ノッティンガムはかなり田舎にあり、モナシュは日本人が多いということから、首都にありながらも日本人の数が少なく留学の環境にがっつり浸かることのできるAPUに進学を決める事にしました。
Asia Pacific University of Technology & Innovationに出願する上での、具体的なプロセスについて教えてください。
入学の際には英語力を示すテスト(TOFEL,IELTs)と学校の成績表の提出を求められました。国際関係学部へは、IELTSスコアが最低5.0必要でした。
Asia Pacific University of Technology & Innovationの校風について教えてください:
APUは、マレーシア国内外から多くの留学生が集まる国際的な大学です。学生の約50%が外国籍で、アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカなど多様な国籍を持つ学生が学んでいます。キャンパス内では異文化交流が日常的に行われ、国際的な視野を広げられる環境が整っています。
実際にAsia Pacific University of Technology & Innovationに行ってみて良かったと感じる点を教えてください。
まず一つ目は、キャンパス内に多様な国籍の学生が集まっている点です。学生の国籍は非常に幅広く、アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカなど世界中から集まっているため、日常的に異文化交流ができ、国際的な視野が自然と広がる環境です。クラスメートとのディスカッションやグループワークを通じて、異なる文化や価値観に触れる機会が豊富にあり、自身の成長にも繋がったと感じています。
次に、学費や生活費が比較的手頃な点も大きな魅力です。マレーシアの中でも、Asia Pacific Universityの学費は非常にリーズナブルで、年間で約100万円ほどとなっており、留学生にとっても負担が少ないです。また、物価が安いため、日々の生活費を抑えながら快適な生活を送ることができます。例えば、キャンパス内の学食では一食が200円程度で、外食しても定食が400円前後で楽しめるので、質の高い生活を維持しながらも無理なく学業に集中できる環境が整っていました。
さらに、Asia Pacific Universityが位置する地域は、田舎すぎず都会すぎないバランスの取れた場所です。都会の便利さやアメニティが揃っていながらも、喧騒に疲れることがない落ち着いた環境が魅力的です。勉強に集中できる静かな空間でありながら、必要な買い物や外食、娯楽も十分に楽しめる環境が整っており、学生生活に理想的な立地でした。
逆に、悪かった点、もっとこうだったらよかったと思う点はありますか?
多国籍の環境はAsia Pacific Universityでの大きな魅力の一つですが、反面、いくつかの課題も感じることがあります。例えば、文化や習慣の違いから、コミュニケーションにおいて誤解が生じることが少なくありません。学生同士の考え方や価値観が異なるため、ディスカッションやグループワークでは意見が衝突することがあり、それが原因でスムーズに進行しない場合もあります。また、英語が共通言語であるものの、各学生の英語力やアクセントにばらつきがあり、特に非ネイティブスピーカー同士では意思疎通に時間がかかることもありました。
また、異なる文化的背景を持つ学生たちが集まるため、価値観や行動基準の違いが表面化することもあります。例えば、時間に対する感覚やタスクの進め方、責任感に関する期待が異なることがあり、グループでのプロジェクトにおいて、全員が同じペースで取り組めないことがストレスの原因になることもあります。このように、多様な文化が交錯する環境は刺激的で学びが多い反面、異文化理解と調整力が求められる場面も多かったです。
Asia Pacific University of Technology & Innovationの授業のスタイルについて教えてください
授業スタイルは、一つの科目につき、チュートリアルとレクチャーの二つがあります。レクチャーは、講義を受ける授業、チュートリアルは、レクチャーで習ったことを元に、皆でディスカッションなどの実践的なワークをする授業です。一週間に、各科目のレクチャーとチュートリアルが一回ずつ入ります。教科書は、すべてオンライン教材とスライドを使用するため、文系の科目では、基本的にラップトップ一つで授業を受けることができます。一つのコマは、チュートリアルが約二時間、レクチャーが約一時間です。一つのセメスターにつき、4-5科目をとることが決まっています。基本的に、自分で授業を選ぶのではなく、最終学年まで学校が定めた科目とスケジュールに従って生活します。
以下が、課題提出期間ではない時のスケジュールです。平日は、一日に、2コマから3コマ入ることが多いです。課題提出の期間は、以下のスケジュールに加え、2.3時間近く勉強をします。参考にしていただけたら幸いです。
平日
9:00-12:00 クラス
12:00-13:00 お昼休憩
13:00-15:00 クラス
18:00ー19:00 夜ご飯
19:00-21:00 課題
休日
9:00-12:00 買い物、洗濯
12:00-13:00 お昼ご飯
13:00-14:00 休憩
14:00-17:00 課題
18;00-19:00 夜ご飯
19:00-20:00 課題
キャンパスや大学の施設の雰囲気はいかがですか?
学校のキャンパスは広く、モダンな施設が揃っています。特に図書館やITラボ、学習スペースは充実しており、学生が快適に学べる環境が整っています。また、クラブ活動や課外活動も盛んで、勉強以外にも様々な経験を積むことができます。食堂やカフェテリアも複数あり、リーズナブルな価格で食事を楽しむことができます。
大学外での生活環境はいかがですか?
学校外での生活については、まず行政手続きなどに時間がかかる点がやや不便ですが、それ以外の面では非常に過ごしやすいと感じています。特に物価が安いことが大きな魅力です。最初の一か月は、キッチンはシェアですが、個室とシャワーがついた寮に月3万5千円で住んでいました。設備も十分で、生活に不便は感じませんでした。その後、友人と一緒にもっと快適なフラットに引っ越しましたが、こちらは一人あたり月2万円ほどの家賃で、さらに広々とした空間とプライベートを確保できました。これは、マレーシアの中でも物価が安い地域ならではの恩恵だと思います。
また、街全体の治安も非常に良く、これまで危険なトラブルや事件に巻き込まれた話を聞いたことがありません。夜遅くに出歩くことも特に問題なく、安心して生活できる環境が整っています。周囲の雰囲気も、日本と似た安心感や清潔感を持ちながらも、海外特有の多様な文化や雰囲気が感じられるバランスの取れた場所であるため、留学生として非常に過ごしやすい場所だと感じています。
在学中に印象に残ってるイベントはありますか?
毎年開催される「International Cultural Night」は、特に印象に残るイベントです。このイベントは、APUに集まる多国籍の留学生たちが自国の文化を披露し合う文化祭のような催しで、キャンパス全体が国際色豊かな雰囲気に包まれます。
各国の学生グループがそれぞれの伝統衣装をまとい、音楽、ダンス、演劇、料理の展示など、多彩なパフォーマンスを行います。例えば、インドの伝統的なボリウッドダンスや、アフリカの太鼓演奏、韓国のK-POPパフォーマンスなど、観客はその場で世界旅行をしているような感覚を味わえます。また、学生だけでなく、教授陣やスタッフも一緒に楽しみ、全員が国際的な文化交流を体験することができます。
食文化の展示もこのイベントの大きな魅力の一つです。出し物として各国の料理ブースが設けられ、マレーシア料理や日本の寿司、インドのカレー、アラビア料理など、普段はなかなか味わうことができない各国の本格的な料理が楽しめました。
入学前、準備しておいてよかったこと、または準備しておくべきだったことはありますか?
入学前に英語をしっかり勉強しておいたことが、留学生活をスムーズに進める上で非常に役立ったと感じています。特に、学校が求める英語の基準以上に勉強していたおかげで、授業や課題にスムーズに対応できただけでなく、現地での日常生活やクラスメートとのコミュニケーションも円滑に進めることができました。例えば、授業では専門的なトピックについてのディスカッションやプレゼンテーションが頻繁に行われるため、事前にリスニングやスピーキングの練習をしていたことが大きな助けとなりました。また、課題のリサーチやレポート作成においても、英語力のおかげで効率よく情報を集め、表現することができました。入学前に英語を徹底的に勉強しておいたことで、学業面でも人間関係の面でも余裕を持って留学生活をスタートすることができたと感じています。
あとは、私自身は特に問題なく過ごすことができたのですが、他国の文化について事前に知識を持っておくことは重要であるという風に考えています。多国籍な環境では、文化や習慣の違いから誤解が生じやすく、思わぬトラブルに巻き込まれることもあるため、異文化理解は非常に大切だと言います。例えば、国によっては挨拶の仕方や礼儀に対する考え方が異なり、知らずに相手を不快にさせてしまうことがあるかもしれません。特定のジェスチャーが不適切とされる地域や、宗教的なタブーがある国では、そうした知識がないと、無意識のうちにトラブルを引き起こす可能性もあります。また、グループワークやディスカッションにおいても、時間に対する感覚や仕事の進め方が国によって異なるため、それを理解していないと、コミュニケーションがスムーズにいかないことも考えられます。私自身はトラブルに巻き込まれることはなかったものの、他の学生の体験談を聞く中で、事前に文化的な違いについて知識を持っていることで、よりスムーズに国際的な環境で過ごすことができると感じました。
大学での日本人コミュニティについて教えてください。
日本人コミュニティは存在していますが、クラブ活動のように定期的な活動は行っていません。主にLINEグループで繋がり、家やビザに関する必要な情報をやり取りしたり、年によっては文化祭での出し物を行うことがあります。コミュニティの日本人は約200人で、国際高校に通っていた人や、短期、長期留学経験者など、何かしらの形で海外に触れていた人が多いように感じます。また、日本の大学を辞めてこちらに来た人も多く見られます。そのため、年齢層は18歳から25歳と幅広く、多様なバックグラウンドを持つ人たちが集まっていると思います。
最後に、これから留学を志す中高生の方々にメッセージ・アドバイスをお願いします!
マレーシア留学は初めて留学する人にとって行きやすい場所であると思います。最初は怖いと思うことも多いかと思いますが恐れずチャレンジしてもらえたらと思います!!
文化もたくさん吸収でき勉強以外での分野でもたくさん学べると思います!
応援しています!