【米・UCLAの留学体験談】人とチャンスが集まる場所で過ごした、濃密な大学生活
全米屈指の名門校として知られるUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)。温暖な気候と活気あるキャンパスライフが魅力のこの大学には、世界中から意欲ある学生たちが集まっています。今回は、日本の高校を卒業後、パロマカレッジを経てUCLAに進学し、応用言語学とCSを学んだM.K.さんにお話を伺いました。名門大ならではの学びと出会い、そして卒業後の進路について語っていただきました。
- 2025/7/2
- 2025/7/2

M.K.さん
University of California, Los Angeles
専攻: Applied Linguistics & Computer Science
- #正規生
- #2020年入学
- #文系・理系
- #アメリカ
UCLA入学前のM.K.さんの経歴について教えてください。
高校までは日本で過ごしていましたが、高校1年の時にカリフォルニアに短期留学したことがきっかけで、現地の雰囲気が大好きになりました。その後、Paloma Collegeに進学し、成績やエッセイ、課外活動を経てUCLAに編入しました。UCSDも候補にはありましたが、最終的にはUCLAに決めました。
実際にUCLAに通ってみて、良かった点や大変だった点を教えてください。
やっぱり「UCLA」というネームバリューがあるので、人のつながりやチャンスがすごく多いです。企業の人が直接大学に来てくれたり、コミュニティの規模も大きくて、常に新しい出会いや刺激がありました。日本人も多くて安心感もありました。
ただし、学費はかなり高いですし、LAの交通も混んでてストレスでした。あとは、最近起きたパレスチナ関連のデモでは、友人がけがをしたこともあって、身の安全についても考えさせられました。都会ならではのリスクもあります。
大学の特色や学生の雰囲気についてどう感じましたか?
UCLAの学生は、遊ぶときは遊び、学ぶときはしっかり学ぶという、メリハリのあるスタイルが根付いていると思います。みんな”UCLAの一員であること”に誇りを持っていて、クラブ活動やサークルに参加して、自分の居場所を作っていく人が多かったです。OB・OGとのつながりも強く、大事にされている文化があります。
印象に残っているキャンパスイベントはありますか?
「Andy Run」という、下着姿で何百人もがキャンパス内を走り回るイベントや、「Midnight Scream」といって試験前の深夜0時にみんなで一斉に叫ぶイベントがありました(笑)。こういうユニークな伝統があるのも、UCLAならではの魅力ですね。
学業面や課外活動について教えてください。
Applied Linguisticsでは、発音記号をベースに言語ごとの違いを分析したりして、学びとしてはすごく面白かったです。CSの授業は想像通り、ずっとプログラミングという感じで(笑)。語学の授業は50人程度だけど、CSは300人規模なので教授との距離はちょっと遠く感じました。
課外活動では、図書館のバイトやJSA(日本人学生会)に関わっていました。バイトではアジア研究室で日本語と英語を使いながら戦時中の資料の翻訳を担当したり、JSAでは就活イベントの企画・運営に携わっていました。
生活面ではどうでしたか?寮や街の雰囲気なども含めて教えてください。
寮は快適で、休日にはラグーナビーチまで足を伸ばしたり、Sawtelleで日本料理を楽しんだりしていました。ダウンタウンは治安が微妙ですが、基本的に行かなければ問題なし。UCLA周辺は高級住宅街で、Westwoodはグルメも豊富ですし、日本食も気軽に楽しめました。
卒業後の進路と現在について教えてください。
卒業後は日本に戻り、コンサル企業に就職しました。英語は話せるようになりましたが、アメリカで働くにはまだまだ高いハードルがあって、ビザの問題や給与面でも課題がありました。家族や友人も日本にいるので、帰国という選択をしました。コンサルはたまたま受けたのですが、面接がすごく楽しくて、「ここだな」と思ったんです。
最後に、これから留学を目指す方にメッセージをお願いします!
UCLAに入れば自然と友達ができる…と思っていたんですが、実はそうじゃなかったです。自分から動くことがすごく大事!あと、Speaking力を磨いておくと本当に世界が広がります。周りは思っているよりフレンドリーですし、気後れしないでどんどん飛び込んでいってください!