コロンビア大学:自由な都市NYCで切磋琢磨する留学生のリアルな日常
アメリカの名門、コロンビア大学。自由で活気あるニューヨークを舞台に、学生たちが日々さまざまな挑戦に向き合っています。今回は、コンピュータサイエンスを専攻するしゅーぴょんにインタビュー。彼のこれまでの道のりや、コロンビア大学での学生生活の様子について伺いました。
- 2025/7/5
- 2025/7/5

しゅーぴょんさん
Columbia University
専攻: コンピューターサイエンス
- #正規生
- #2024年入学
- #理系
- #アメリカ
コロンビア大学入学前のしゅーぴょんさんの経歴について教えてください。
僕は高校までは日本で過ごし、その後アメリカのコミュニティカレッジ、サンタモニカ・カレッジ(SMC)とディアブロバレー・カレッジ(DVC)を経て、コロンビア大学に編入しました。
しゅーぴょんさんはなぜアメリカ・コロンビア大学を進学先として選ばれたのですか?
コロンビア大学を選んだのは、奨学金がもらえたことと、アイビーリーグ校に行きたかったからです。日本では東大受験に失敗した経験があって、「結果にこだわりたい」という思いが強くなっていました。他にもジョンズ・ホプキンス大学やカリフォルニア大学バークレー校とも迷いましたが、コロンビアのコンピュータサイエンスの評価が高く、奨学金のサポートもあったので進学を決めました。
コロンビア大学に出願する上での、具体的なプロセスについて教えてください。
コロンビア大学への出願では、志望理由や自身の経験を具体的に述べたエッセイを作成し、高校および大学の成績証明書、TOEFLの英語スコアを提出しました。また、私の能力や人柄を評価した推薦状2通を準備し、課外活動や特別な功績を補足する書類も整え、一貫性と説得力を意識して取り組みました。コンピュータサイエンス専攻だったので、エッセイでは自身の開発経験についても触れました。
コロンビア大学の校風について教えてください。
コロンビアの校風は、教授や学生同士の距離が近く、自由でフレンドリーです。生徒たちが授業中に気軽に質問し合うので、クラスの雰囲気も活発です。教授も質問に丁寧に答えてくれて、大学側のサポートも迅速。キャンパスでは、グラウンドで寝転んだり食事を楽しんだりしている学生が多くて、みんなリラックスしています。
実際にコロンビア大学に行ってみて良かったと感じる点を教えてください。
一番良かったのは、授業が少人数制で、教授との距離がとても近いことです。クラスが15人程度のことも多く、密にコミュニケーションが取れます。日本人学生も少ないので、自然と英語力も上がってきました。また、アメリカの他の大学よりも対応が早く、何かあればすぐに相談できるのも助かっています。
逆に、悪かった点、もっとこうだったらよかったと思う点はありますか?
大規模な授業の場合Lectureがやや雑なところもありますね。1コマ75分のうち、最初の15分が雑談で、残り1時間は教科書を流し読みしているような印象です。こういう授業の場合、学期の半ばには出席する生徒は半分程度になったりもしています。
コロンビア大学の授業のスタイルについて教えてください
授業は少人数で、教授との距離が近いです。生徒もフレンドリーで質問がしやすく、クラスメートが気軽に僕に話しかけてくれることも多いです。教授も質問に丁寧に答えてくれるので、授業内でのやり取りが活発です。
コロンビア大学のキャンパスや施設の雰囲気はいかがですか?
施設は綺麗で、誰かが常に清掃をしている印象です。学食も美味しく、バイキング形式で、1回9ドル(人による)で日替わりメニューが楽しめます。シャトルバスが無料で利用でき、警備も厳しく安心して過ごせます。
コロンビア大学での生活環境はいかがですか?
大学が所有するアパートに住んでいます。月額1290ドルで、マスタールームにバスルームとトイレがついています。平日は授業や課題に追われることが多く、週末は勉強や就活関連の作業をしています。学校のあるマンハッタン周辺は観光地も多く、治安もそこまで悪くありませんが、裏道に入らないよう注意しています。
コロンビア大学で課外活動はしてますか?
はい、海外大編入を希望する学生向けに、「Ivy+」という海外大学編入サポート塾の運営をしています。ほかにも、就活や課題の合間にインターンやウェブ開発なども行っています。
コロンビア大学で特に印象に残ってるイベントはありますか?
入学直後のオリエンテーションが印象的でした。新入生をグループ分けし、みんなでピクニックやキャンパスツアーを行い、コロンビア大学の生活や校風を知る機会がありました。
コロンビア大学入学前、準備しておいてよかったこと、または準備しておくべきだったことはありますか?
コロンビア大学入学前に準備しておいてよかったことの一つは、徹底的な計画を立てたことです。特に、海外大学編入の受験システムを深く理解し、それを自身の計画に的確に落とし込めた点が大きかったと思います。例えば、編入には特定の単位取得が求められるため、出願先の大学に合わせて履修計画を練り直し、必要な授業を戦略的に選択しました。また、課外活動の選定にも注意を払い、出願書類に一貫性が伝わるよう意識して取り組みました。これらの準備が結果的にスムーズな出願プロセスにつながったと感じています。
コロンビア大学での日本人コミュニティについて教えてください。
コロンビアには日本人の数が少ないため、日本語で話す機会は少ないですが、同じコミュニティの人たちとは自然と仲良くなります。互いに情報交換やサポートをしながら充実した学生生活を送っています。
最後に、これから留学を志す中高生の方々にメッセージ・アドバイスをお願いします!
留学は本当に人それぞれの目的や目標があるものです。「人の数だけ留学の数がある」という言葉の通り、楽しさや厳しさを感じるポイントも人によって異なります。海外では日本と環境が大きく変わるため、逃げ場がなく感じることもあるかもしれませんが、その分、自分自身と向き合い、自己成長につながる貴重な機会になります。何より、自分の意志でしっかりと目標を定め、その目標に向かって行動することで、充実した留学生活を送ることができると思います。自分らしい留学を楽しんでください!