- 2025/12/15
【新TOEFLまとめ】TOEFLって何が変わるの?難易度は?勉強法は?


この記事を書いたライター
いろは
シンガポールでIBを取得。G12の時に一度イギリスの大学に出願したものの、併願していたカナダのトロント大学に進学。しかし、IBの最終試験結果が思いのほか良かったこと、トロント大学にはない教育学を研究したくなったため、UCLに出願。今はUCLの教育心理学を専攻中。
こんにちは!
みんなの留学部のいろはです。
海外大進学や留学には欠かせない英語能力試験。
TOEFLやIELTSがよく使われますね。
皆さんも少しでもスコアをあげられるよう、日々努力しているのではないでしょうか。
しかし、TOEFLの形式が2026年に大幅に変わります。
一体何が変わったのか、
難易度はどうなるのか、
おすすめの勉強法何なのか、
この記事で徹底解説します!
TOEFLの変更点
1.試験形式がアダプティブ方式に
2026年1月21日から、ReadingとListeningに アダプティブ方式 が導入されます。
これは受験者の解答に応じて 後半の問題の難易度が変化する方式 です。
例えば、前半で正答率が高い方は、後半は 難しい問題へ進めます。
逆に、正答率が低い場合は、 後半比較的やさしい問題が提示されます。
これにより、従来より短時間で受験者の実力を正確に測定 できるようになります。
2.テスト時間が大幅に短縮
従来の試験時間(約2時間)から、 約67〜85分程度 と短くなる仕様へ変更されます。
短くなることで受験負担が軽くなるほか、効率的に得点が反映されるようになります。
3.スコア表示の変更
TOEFLのスコアは今まで通り 合計0〜120 ですが、加えて 1〜6のバンドスコア(CEFR準拠) が導入されます。
CEFRとは、ヨーロッパを中心に広く使われる 英語運用能力評価の国際基準 で、留学や就職でも評価しやすい尺度となります。
4.セクション別の問題形式も刷新
- Reading & Listening
アダプティブ化により、個人に最適化された難易度で出題。テーマもより日常的な話題が追加される。
Readingの単語の穴埋め問題は、従来にはなかった問題形式なので、新しく対策が必要です。
- Writing
従来の「エッセイ中心」から、文構築問題・Eメール作成・学術的ディスカッション に分かれるなど、実践力を重視した内容へ。
特に単語を並べ替えて文章を作る問題は、新しく対策が必要。
- Speaking
従来の4問から、新形式では 複数タスク(例:聞いて答える+インタビュー形式など) を含む新構成に。
出典:TOEFL公式Website(https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/toefl_ibt/202601/)
5.問題のテーマ
元々、TOEFLはLectureの内容や専門分野などが多く、アカデミックな問題が出されていました。
しかし改訂版では、学術的なテーマだけでなく、大学生活やキャンパスでの身近な話題も出題されます。
難易度はどう変わる?
結論として、アダプティブ方式を取るため、難易度の感じ方は人によって異なりますが、時間が短くなることも考慮すると、少し難易度が易しくなりそうです。
アダプティブ方式により、正答率が高い人は難易度が自然に上がるため、得点が伸びやすいかもしれません。
実践的英語力が問われる傾向が強くなるため、 基礎英語力の定着と応用力の両方が必要 になります。
2026年1月21日以降の2年間、各スコアレポートには「1~6」と、それに対応する「0~120」の両方が記載されるため、従来の点数でも比較することができます。
おすすめの勉強法
語彙の豊富さは絶対的な武器になるので、毎日欠かさず単語を覚えるようにしましょう。
ReadingやListeningなどのインプットができていなければ、WritingやSpeakingでのアウトプットで点を伸ばすことが難しいので、伸び悩んでいる方やまだ慣れていない方は単語やインプットの基礎をしっかりしておくのがおすすめです。
特に改訂後では、学術的な単語以外にも、日常的に使われる単語も駆使して問題を解く必要があるため、幅広い語彙を扱えるようにしましょう。
単語は、紙で書いて覚えるのが得意な人もいれば、何回も読んだり声に出して覚えるのが得意な人もいるので、自分にあった暗記方法を探してみてください。
いろは さんまた、改訂版のListeningでは、多様なアクセントで読み上げられるため、アメリカ英語だけでなく、イギリスやオーストラリアなどのアクセントにも慣れておくのが重要です。
まだTOEFLなどに慣れていない人は、たくさんの過去問を解き、慣れておくようにしましょう。公式の本を使うのも、オンラインでリソースを探すのもおすすめです。
もっと詳しく知りたい方は、TOEFL公式ページ(https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/toefl_ibt/202601/)も参考にしてみてください!
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