- 2025/9/18
【2025最新版】イギリスの大学出願徹底解説!


この記事を書いたライター
Iroha
シンガポールでIBを取得。G12の時に一度イギリスの大学に出願したものの、併願していたカナダのトロント大学に進学。しかし、IBの最終試験結果が思いのほか良かったこと、トロント大学にはない教育学を研究したくなったため、UCLに出願。今はUCLの教育心理学を専攻中。
みなさんこんにちは!現役イギリス大生のIrohaです!
「イギリスの大学に行きたいけど、UCASって何?出願の仕方がわからない...」
「合格の種類が二つあるってどういうこと??」
というお悩みはありませんか?
イギリスの大学に出願する際は、ほとんどの学生が「UCAS(Universities and Colleges Admissions Service)」というオンライン出願システムを利用します。
UCASは、イギリスの大学に一括で出願できるオンラインシステムです。(https://www.ucas.com/)これを使うことで、複数の大学やコースにまとめて出願できるため、手間を大幅に省くことができます。
*大学院、一部の専門学校や一部ファウンデーションコースはUCASを使用しません。
そしてなんといっても、大学調べや出願だけに留まらず、合否通知やオファーへの返答などもすべて一元管理できる優れもの。
今回は、そんなUCASを知り尽くした私から、イギリスの大学出願に必要不可欠なUCASのシステムについて徹底解説します!
UCAS出願の基本
- 出願校数
最大5つの大学・コースに出願できます。同じ大学でも構いません。実際に私は2度目のUCAS出願では、同じ大学で違うコースを5つ出願しました!Iroha さん
- 出願書類
出願は主に以下の書類で行います。
- Personal Statement(パーソナル・ステートメント)
志望理由書です。UCAS出願のコアとなる書類で、なぜその分野を学びたいのか、そのためにどのような準備をしてきたか、大学での意気込みをアピールします。
どの大学・コースに出願する場合でも同じエッセイを提出します。
- 成績・Predicted Grades(予想点数)
イギリスの大学に受験する際は、IBやA levelを受講している生徒が多いです。まだ最終試験を受けていない生徒は、高校の先生が最終成績の予想点数を出すので、それを提出します。
最終成績が出ている場合、その他のカリキュラム、またはファウンデーションコースの場合は、現時点の成績を提出します。
- Recommendation Letter(推薦状)
主に学校の先生が推薦状を提出します。学校によって、自分でアップロードしないといけない場合があるので注意してください。
推薦状は、自分のことをよく知っている先生、もしくは専攻する分野に近い科目の先生に頼みましょう。先生も準備が必要なので、早めに頼むのがベストです!

出願の流れ
まず最初に、学びたい分野や行きたい大学を調べてみましょう。

UCASの出願は、通常、新学期が始まる前の年の9月から受付が開始されます。
自分のメールアドレスやその他生年月日などの情報を記入し、パスワードを設定したら、アカウントが作成できます。
学校の指示がある場合は、学校の指示のもと、アカウントを作成しましょう。
自分の細かい情報、高校の情報、資格試験の情報などを記入し、受験する大学を5つまで選択します。
推薦状を学校から直接提出する場合は、推薦者の情報を記入する欄があるので忘れずに記入しましょう。(学校の指示にしたがってください)
Personal Statementの推敲が終わったら、Personal Statementを提出します。
不備がないか確認し、出願料(複数のコース・大学を出願する場合£28.50)を払ったら、出願完了です!
出願完了のメールが届くので、必ず確認してください。
後は、UCASからの合否通知を待つだけです。
重要スケジュール
UCASの出願は、通常、新学期が始まる前の年の9月から受付が開始されます。
🗓️ 主な締め切り
- 10月15日:オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、医学部、歯学部、獣医学部
- 1月15日:ほとんどの大学・コースの通常出願締め切り
- 6月30日:一部のコースの最終締め切り
1/15日が通常出願の締め切りになります。
出願した順に審査されるので、なるべく早く出願するのがおすすめです。
合否にも2種類ある!?
UCASから届く合格通知は、主に以下の2種類です。
- Conditional Offer(条件付き合格):最終成績・またはその他の資格が大学の提示する特定の条件(例:IBの最終スコアが40点以上など)を満たした場合に合格が確定します。(主に高校在学中の人。)
- Unconditional Offer(無条件合格):すでに最終成績が出ており、すべての条件を満たしている場合に発行されます。

UCAS出願で成功する鍵は?
出願はオンライン上で簡単にできますが、合否を左右するのは提出書類です。
特に、すべての出願先に共通のPersonal Statementは、自分の強みや熱意を伝える唯一のチャンスとなります。
イギリス出願解説第二弾ではPersonal Statementの書き方についての記事を公開するので、ぜひ参考にしてみてください。
計画的に準備を進め、UCASのシステムを最大限に活用して、イギリス留学の夢を掴みましょう!
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