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留学生活のノウハウ
2026/4/8
2026/4/10

【2026年緊迫したイラン情勢下でのUAE留学】現地の状況と帰国の全貌

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Miyuki

この記事を書いたライター

Miyuki

留学ニュースでは、日本で話題になっている世界のニュースについて現地の留学生の視点をお届けします。今回は、イランの情勢が学生に及ぼしている影響についてアラブ首長国連邦に留学しているShugoさんにお話を伺いました。

アラブ首長国連邦の現状

外務省ホームページから抜粋)

  • 現地時間2月28日にイスラエルおよびアメリカがイランに対して攻撃を開始しました。同日にアラブ首長国連邦に攻撃があり、イラン革命ガードは国内の米軍基地を標的とした攻撃を行ったと発表しました。その後も攻撃が続き、民間施設にも被害が及んでいる状況です。
  • 2026年3月5日時点でアラブ首長国連邦はレベル3渡航中止勧告が出ています。

Shugoさんの現状

まず、Shugoさんの通っている大学と現在の状況について教えてください。

Sorbonne University Abu Dhabi (ソルボンヌ大学アブダビ校) に通っています。

2006年にUAEとフランスの教育・文化協定に基づき設立された、フランスの歴史あるパリ•ソルボンヌ大学のアブダビ分校です。ソルボンヌ大学は2026年最新のQS 世界ランキングでは72位に位置しています。

大学2年時 ( Licence 2 )の時点でアブダビ校からパリ校への転入が可能になります。

現在は中東情勢を受け、日本に帰国中です。

ソルボンヌ大学アブダビ校

現地はどのような様子でしたか?

現地では2月28日に大学側からのアナウンスを初めて受け、実際に周辺地域の攻撃を受けた3月上旬以降から現在進行形で緊張感が増しています。ミサイル関連の警報や迎撃ミサイルによる撃破音などは一日複数回あり、夜中でも不定期で発生する場合がありました。戦争が開始した1週間辺りから日常化してきて、警報音がなる度に地下駐車場への避難が必要になる状況でした。

今回の帰国はいつ頃・どのようなきっかけで決まりましたか?

3/1に教育省と高等教育・科学研究省の共同発表を受け、アラブ首長国連邦全土の公立・私立学校および大学は、当初3日間の遠隔学習になりました。その後、3/23までの急遽春休みになり、同時に外務省からのチャーター機の手配の連絡が来たことにより、3/11にオマーン陸路経由からのチャーター機での帰国が決まりました。

大学の対応について

大学から帰国の案内はありましたか?

大学側から帰国の案内や推奨などは特にありませんでした。帰国するかしないかは選択制でした。帰国にあったって大学からのサポートなども特にありませんでした。

最終的に帰国すると決めた理由を教えてください。

日本政府の迅速の対応があり、幸運にもチャーター機を使用して帰国することができたからです。

もし現地に残った場合どのようなリスクや制限があるのでしょうか?

把握してる範囲内のリスクとしては、半径10キロ圏内にミサイル関連での攻撃やUAE国内での攻撃による負傷者• 死亡者が確認されているので、それらの被害を受ける可能性はあると思います。ただ大学内にも地下に駐車場があり、万が一の備えとして警報がなる度にシェルターとして使用しています。制限に関しては、ミサイル警報発令から外出制限解除までの時間は外出できません。

大学からはその後も定期的に状況のアップデートはありますか?

現在までに非常に頻繁にあります。最新の状況だと4/17 までのキャンパスでの授業の延期が確定しました。

学業について

現在、授業はどのように行われていますか?

リモート授業です。

学業面で不安や支障を感じている点はありますか?

授業内で不便に感じることも多々あります。使用してるBlackBoardから授業に入れなかったり、マイクが故障してたりなどの問題が報告されています。

今後、現地に戻れる見通しについて大学から説明はありますか?

現時点では4/17まで延期と説明がありました。大学側は基本的に教育省のアナウンスと政府の対応に沿っています。

授業内で今回の戦争について話題になることはありますか?あえて避けられている印象ですか?

基本的には授業内で話題になることはありません。また、それに対して発言する生徒も把握していないです。

周りの学生の反応

大学にはどの国出身の学生が多いですか?

約90カ国の大学生が在籍しています。主にUAE、 フランス、レバノン、セネガルなど北アフリカ •中東•フランス語圏の学生が多く、最近では東ヨーロッパ • アジアからの生徒もアルメニア、中国などの生徒が増えてきています。

周囲の学生は母国に帰るケースが多いですか?

非常に多いと思います。半分以上の大学生が3月上旬の時点で帰国しています。しかし、当時から現在にかけてもアブダビ国際空港•ドバイ空港が閉鎖が相次いでるため、帰国可能な日程も不安定な現状です。

大学の対応に対して、学生の反応はどうでしたか?

戦争が始まった当初は情報の詳細が大学側から共有されることはなかったので、各自が大使館や政府の対応に従っていました。

デモやプロテストに参加している学生もいますか?

UAE法では全てのデモやプロテストが厳しく制限されており、基本的に違法になります。

学生同士でこの問題について話すことはありますか?

これは学生にもよりますが、話す学生も見受けられます。

個人的なご意見

こうした状況でも、アラブ首長国連邦で学ぶ意義があると感じますか?

UAEは中東の中でも長年、安定した国であり海外からの留学生からも高い信頼を得ています。こうした現状下でも今後もUAEでの大学生活は続けていきます。

留学を考えている高校生に伝えたいことを教えてください。

こうした緊迫な状況を踏まえた上でもUAE およびドバイ、アブダビ首長国にはフランスやアメリカの有名大学の分校が複数あり、非常に魅力的な留学先だと感じています。普段の生活としては、UAE では治安維持が徹底され、学生に対する大学内の奨学金制度も充実しています。ソルボンヌ大学アブダビ校に関してもフランス本校と同等の学位取得が目指すことができる魅力があります。

保護者の方に対して伝えたいことはありますか?

近日ではUAE • 中東情勢が緊迫してる状況ではありますが、これは中東に留学する学生に限らず、アメリカや中国、ヨーロッパ諸国、その他留学先でも起こりうる可能性はゼロではありません。専攻する学部関係なく、周辺地域などの興味関心は留学する前から持っておくことも大事だと思います。

最後に

どこに留学してもそこで何が起きるか、100%予測することは不可能です。しかし、Shugoさんが語ってくださったように、周辺地域の情勢に日頃から関心を持つことが、自分を守り、納得感のある留学生活を続けるための第一歩になるのではないでしょうか。


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