みんなの留学部の留学情報ガイド

現役の海外大生ライターたちが出願プロセス、進学の準備、現地での学生生活など留学に関するお役立ち情報などを日々発信中!

留学生活のノウハウ
2025/8/20
2025/8/23

【コラム】アメリカ大学生のリアルな冬休み帰国体験記

thumbnail
Tetsuya

この記事を書いたライター

Tetsuya

中国江蘇省で生まれ、中国・日本・アメリカを行き来しながら12校以上で学ぶ。多文化環境の中で日本語・中国語・英語を習得。高校時代はサステナビリティ委員会共同代表や全国気候フォーラムの北東部代表として活動し、地域から全米規模まで環境問題の解決に挑戦。大学進学にあたっては、日本・アメリカ双方の大学を受験し、現在はアメリカ・アマースト大学で政治学とコンピュータサイエンスを専攻。将来はITを通じて社会にインパクトを与えることに関心を持っている。

こんにちは!現在、アメリカにあるアマーストカレッジで二年生の田中哲也です!今回は、アメリカの大学で学ぶ日本人学生として、冬休みに日本へ帰国した体験を紹介します。今は夏ですが、冬休みは留学生にとって一年の中でも最も移動が多い時期。今からイメージしておくことで、次の長期休暇に向けて準備がしやすくなると思います。

そこで今回は、私がどのように帰国の旅を進めたのかをご紹介します。これから帰国を予定している学生や留学を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

移動をスムーズにするための手段

アメリカに到着して最初に気づいたのは、「車社会」だということでした。日本ほど公共交通機関が発達していないため、免許を持っていない留学生にとって移動の計画は意外と難しく、大変でした。

田舎の大学に通っている学生なら、必ずぶつかるのが「キャンパスから空港までどうやって行くか」という問題です。車で行きたくても車も免許もないし、かといってUberなどの配車サービスは高額…。どうしたものかと悩む人も多いでしょう。そんなときに頼りになるのが大学のシャトルバスです。特に交通が不便な場所にある大学では、休暇シーズンに合わせて学生向けのバスが運行され、主要都市や空港まで手頃な料金で移動できるようになっています。

もしシャトルが合わない場合でも、長距離バス(Peter PanやGreyhound)、Amtrakの鉄道、または友人とのカープールなど、移動手段はいくらでもあります。最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、多くの大学では丁寧な案内やサポートが用意されているので安心です。迷ったときは、まず大学の国際学生サポートセンターに相談してみるのもおすすめです。

こうした移動手段を踏まえて、実際に私自身去年の冬どのように帰国したのかを少し紹介したいと思います。

私の去年の冬休み帰国スケジュール

冬休み帰国の日は、まだ外が薄暗い朝から始まりました。7時半のバスに間に合うように荷物を整え、集合場所へ向かいます。冷たい空気に包まれた静かなキャンパスは、これから始まる旅へのワクワク感を一層強くしてくれました。

バス停には、同じように休暇を迎える学生たちが集まっていて、眠そうな笑顔や軽い会話が交わされます。出発を待つその時間には、不思議と仲間意識のようなものが生まれていました。

2時間ほどの道のりは、ニューイングランドの冬景色を眺めながら、静かな会話とともにあっという間に過ぎていきました。そしてボストンの南駅近くに到着すると、学生たちはそれぞれ電車や飛行機へと散らばっていきます。その光景は、「いよいよ旅が本格的に始まるのだ」という実感を与えてくれました。

空港に到着、日本へ出発

機内では、偶然隣に座った高校生の留学生と話が始まり、お互いの経験を共有しました。13時間の長いフライトも、こうした出会いによって特別な思い出に変わります。

空港に到着すると、同じ便を待つ日本人の会話が耳に入ってきます。留学生あるあるだとは思いますが、日本語が聞こえると自然と安心感が湧き出てくるんです(笑)。帰省や家族との再会を話す声を聞くだけで、すでに「帰ってきた」気持ちになります。

日本到着!

長いフライトを経て成田空港に到着。日本語のアナウンスや空港のにぎわいに触れた瞬間、「やっと帰ってきた」と心から実感しました。そこからさらに地元へ向かい、家族や友人との再会を楽しみにしました。

帰国してから感じたこと

日本に戻った瞬間にまず驚いたのは、やはり「安心感」でした。空港を降りた途端に聞こえる日本語のアナウンスや、整然と並ぶ列、便利な公共交通機関に「日本だな」と改めて実感しました。数ヶ月アメリカで生活した後だからこそ、日本のサービスのきめ細やかさや、街の静けさに新鮮さを感じることができるのだと思います。特に電車の中の静寂や、コンビニの豊富な選択肢は、留学前には当たり前だったのに、今では「ありがたい」と思えるようになりました。このように、異国での生活を経験したからこそ、自分の母国を新しい視点で見られるのも留学の醍醐味だと感じています。

これから帰国する留学生へのアドバイス

実際に冬休みに帰国してみて、準備の段階から気をつけておくと便利だと感じた点がいくつかあります。まず、航空券はなるべく早めに探すのがおすすめです。冬休みは需要が集中するため、直前になると価格が一気に高騰しがちです。また、乗り継ぎ便を利用する場合は、余裕を持った乗り換え時間を確保しておくと安心できます。

次に荷物の準備ですが、「アメリカで買ってよかったもの」「日本に持ち帰りたいもの」をあらかじめリスト化しておくと忘れ物を防げます。自分も初めて渡米したときには忘れ物だらけで、結局親に送ってもらう羽目になったので要注意です(笑)。

さらに、空港から実家までの移動手段を事前に確認しておくのも大切です。長時間フライトの後は体力的にも疲れているため、スムーズに移動できるようにしておくだけでだいぶ楽になります。こうした小さな工夫の積み重ねが、快適な帰国につながると思います。

まとめ

このブログを通じて、アメリカで学ぶ学生の帰国体験が少しでもイメージできたら嬉しいです。今回は冬休みの体験でしたが、これから冬に向けて帰国を予定している学生にとっても、準備の参考になると思います。

留学生活は勉強や授業だけでなく、移動や日常の一つひとつが大切な経験です。事前に少しずつ準備していけば、帰国の旅も不安より楽しみが大きくなるはずです。

みんなの留学部では、皆様の留学の夢を応援すべく、情報発信メディアとサポートサービスを提供しています!

留パスのメディアを活用して情報を集めよう

留学を成功させるためには、まず正しい情報を集めることが重要です。留パスでは、留学を目指す方々のために、大学選びから進学プロセスまで役立つコンテンツを数多く発信しています。

1. 大学図鑑

世界300以上の大学情報が集約された図鑑形式のコンテンツを提供。学費や学部、ランキング、キャンパスの雰囲気など、大学選びに役立つデータが満載です!

2. 体験談インタビュー

100人以上の海外大生にインタビューし、リアルなエピソードを公開中。入学準備の苦労や現地での学び、生活の楽しさや課題など、生の声があなたの不安を解消します!

現役海外大生による留学サポート、始めました!

また、留パスの『留サポ』サービスでは現役の海外大生による留学サポートを行っています。留サポでは、アメリカ、イギリス、カナダなどの有名海外大学に通う学生が、あなたの留学準備をサポートします。

大学選びや受験準備、現地での学生生活や授業の様子など、実際に留学を経験したからこそ伝えられる情報を提供します。また、「留学してよかったこと」や「後悔したこと」といったリアルなエピソードも参考にしていただけます。

留学準備に不安がある方は、ぜひこちらのページから留サポをご確認ください!


現役TOP海外大生による留学サポート、
本格始動!

海外大学への進学を考えていますか?留学に興味があるけれど、どこから始めればいいのか分からない…そんな方に向けて、みんなの留学部は現役留学生や留学経験者によるサポートサービスを 提供しています。

サポートへ申し込む