- 2025/7/20
- 2025/7/24
【徹底解説】海外大学の出願方法と準備ステップを現役海外大生がガイド!


この記事を書いたライター
Minami
現在アメリカのリベラルアーツ大学に在学。みなさんの大学進学をお手伝いできるよう、お役に立つ情報をお伝えします!
みなさんこんにちは!留学情報を発信している現役海外大生ライターのMinamiです。
「海外の大学に進学したいけど、出願って実際に何から始めればいいのか分からない…」
「国内と違って、書類も手続きも全部英語だし、本当に自分にできるのか不安…」
そんな気持ちを抱いている方、きっと少なくないのではないでしょうか?
結論から言うと、海外大学への出願には「早めの準備」と「情報収集」が何よりも重要です。
出願書類の多さや英語でのエッセイ作成、締切の違いなど、初めての人にとっては戸惑うポイントがいくつもありますが、しっかりとステップを踏めば、誰でも目指せる道です。
この記事では、海外大学に実際に進学した筆者の経験をもとに、**「海外大学 出願方法」「海外大学 出願準備」**というテーマに沿って、出願プロセスをステップごとに丁寧に解説していきます。
「漠然と海外進学に興味がある」という段階の方にも、「来年の出願を本気で目指している」という方にも役立つ情報をまとめていますので、ぜひ最後まで読み進めてください!
海外大学出願の基本ステップ【全体像を理解しよう】
海外大学の出願プロセスは、国内大学の推薦入試や一般入試と比べて、準備すべきことが多岐にわたります。
ですが、以下のような5つのステップに分解して考えれば、出願全体の流れがぐっと明確になります。
1. 志望大学・専攻のリサーチ
まずは自分がどの分野を学びたいのかを軸に、国・大学・専攻の情報を調べるところからスタートです。
海外大学は、大学名だけでなく「学部の内容」や「教授陣」「学びのスタイル」も大学ごとに大きく異なるため、ランキングだけに頼らず、自分に合った学びの場を選ぶことが重要です。
また、学費・奨学金・生活費などの「お金まわり」や、都市か地方かといった立地条件、卒業後のビザ制度なども将来を見据えて調べておきましょう。
2. 出願要件と必要書類の確認
志望校がある程度決まったら、次に行うべきはその大学・学部の出願要件の洗い出しです。
これは単に英語スコアだけではなく、GPA(高校の成績)、課外活動の記録、志望動機書(Personal Statement)、推薦状の有無などを含みます。
国や大学によってフォーマットも要求内容もまちまちなので、志望校ごとにリストアップして、早めに把握しておくことが大切です。
3. 英語試験の受験と対策
海外大学に出願する際、ほぼ必ず求められるのが、IELTSやTOEFLといった英語運用能力を測る公式スコアです。
一般的には、IELTSで6.5〜7.0以上、TOEFLで80〜100点以上が求められるケースが多く、専攻によってはより高いスコアが必要になる場合もあります。
多くの人が見落としがちですが、これらの試験スコアには「有効期限(2年間)」があるため、出願時点で有効なスコアを保有している必要があります。
また、受験には1ヶ月以上の対策が必要なため、「思い立ったらすぐスコアが出せる」というものでもありません。
4. 各国の出願システムを通じてオンライン出願
出願の具体的な手続きは、国によってかなり異なります。
たとえば、アメリカでは「Common App」や各大学の独自フォームを使い、**イギリスでは「UCAS」**という一括出願プラットフォームを通じて5校まで出願可能です。
オーストラリアやカナダの場合は、大学公式サイトを通じて直接出願するスタイルが主流です。
この段階では、パーソナルステートメントや推薦状、アクティビティリストの提出なども必要になりますので、事前に書類を整えたうえで、オンラインシステムで手続きを進めていきましょう。
5. 合格後の手続き(入学手続き・ビザ申請・渡航準備)
晴れて合格通知が届いたら、いよいよ入学手続きや学生ビザの申請など、渡航に向けた準備が始まります。
渡航までにやることは、寮の申し込み、健康診断、予防接種、保険加入、フライト予約など、想像以上に多岐にわたります。
合格後にバタバタしないよう、出願段階から「合格後の流れ」もある程度イメージしておくと安心です。
出願に必要な主な書類と、その準備のポイント
ここでは、海外大学の出願で一般的に必要とされる書類について、それぞれの内容と準備のポイントを紹介します。
✔ 成績証明書(Transcript)
日本の高校で発行される「調査書」にあたるもので、英語版での提出が必須です。
GPA(評定平均)は、多くの大学で合否判断の重要な指標とされるため、出願前に自分のGPAを計算し、希望校の基準を満たしているか確認しましょう。
✔ 英語試験スコア(IELTS・TOEFL)
スコアの提出はほぼ全大学で必須となります。
また、専攻によって必要なスコアが異なるため、志望学部にあわせて対策を進めておくことが大切です。
ライティングやスピーキングセクションに特に苦手意識がある場合は、個別の対策を行いましょう。
✔ パーソナルステートメント(志望動機書)
「なぜこの学部で学びたいのか」「これまでどのような経験をしてきたのか」「将来どのようなことを目指しているのか」などを論理的にまとめたエッセイです。
多くの日本の学生がここで苦戦しますが、自分の言葉で自分のストーリーを語ることが最も大切なポイントです。
✔ 推薦状(Reference Letter)
高校の教師や担任からの推薦文で、学業成績や人柄を評価してもらう書類です。
英語で書いてもらう必要があるため、英語が得意な教員に早めに依頼することをおすすめします。
✔ アクティビティリスト(特にアメリカ)
クラブ活動、ボランティア、コンテスト受賞歴など、課外活動の実績をまとめたものです。
アメリカではこの情報が合否に大きく影響する場合もあるので、過去の活動を時系列でまとめ、アピールできるポイントを整理しておきましょう。
出願でありがちなミス&注意点
「締切を勘違いしていた!」はよくある失敗
国によっては締切が半年〜1年前のこともあり、日本の感覚で「秋ごろに考えれば大丈夫」と思っていると間に合いません。
特にイギリスの医学部やアメリカの有名大学では、高校3年の秋には出願が終わっていることもあります。
書類が揃わずにタイムアウト
成績証明書の英訳や推薦状の作成には、学校側との調整が必要です。
教師の忙しい時期と重なると、締切に間に合わないケースもあるので、高2のうちから依頼しておくと安心です。
まとめ:海外大学の出願は、まず「情報収集と計画」から!
今回の記事では、海外大学の出願方法と準備ステップについて、現役海外大生の視点から丁寧にご紹介しました。
- 出願までの全体像(志望校選び→書類準備→オンライン申請)
- 国ごとの出願方式の違い(アメリカ=Common App、イギリス=UCASなど)
- 必要な書類とその準備方法(成績証明書、英語スコア、志望動機書など)
これらを踏まえて、**とにかく大切なのは「早めに動くこと」**です。
情報を集め、締切を逆算してスケジュールを立てることで、出願をスムーズに進めることができます。
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